道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

難関の滝 鏡野町 大成の滝

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大成の滝は県内では難関とされる滝のひとつです。ネット情報を探しても、よほどのつわもの殿しか到達できていません。その最大の要因はヤブです。以前は沢沿いに林道があったようですが、現在では途中から完全に自然化しています。

 

雪が消えて、ヤブが収まっている季節がチャンスということで、やっとトライして来ました。正直な話、一旦は諦めていたのですが、やはりこれだけの立派な滝を見ない訳には行かないという気持ちで奮起しました。

 

cantam.daynight.jp

 

ヤブは確かに大変なのですが、個人的には単独であることのほうが気がかりです。何かあったときには誰も助けに来てくれません、いやそれどころか遭難しても気づいてもらえません。保険に入っていてもこれでは意味がありません。

 

bluesboy.hateblo.jp

 

家人にはどこへ行くか伝えていませんし、言ったとしても覚えません。書置きしていても見てもいません。機嫌が悪ければ、一人で遊びに行っていると言いがかりをつけられる可能性もゼロではありません。

今回はたまたま電波の届くところのようでしたからまあなんとかなるかとは思いましたが、単独の場合は何らかの形でどこに行くかは、誰かに知らせておかないといけません。

 

滝行は、山登りに比べ距離は短いのですが、とにかく道がない場合が珍しくありませんので、ルートファインディングが必須です。急斜面をよじ登ったり、ロープで降りたり、沢を登ったり降りたり、そのような事も決して珍しくありません。おもしろいといえばおもしろいですが、あまり長く続けられるお遊びではありません。

 

行く手を塞ぐ倒木の美学

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「美学」なんてタイトルにしましたが、けっして行く手を塞ぐ倒木が好きなわけではありません。しかし倒木はまだよいほうです。山歩きをしていて一番嫌いなのはヤブです。シダのヤブもいやですが、なんといってもトゲトゲのヤブは太刀打ちできません。

 

それに比べれば、多少の倒木はさほどイヤではありません。くぐるか、またぐか、二者択一です。それでも、沢の中での倒木はちょっと難儀します。

 

時間的に余裕があれば、倒木だけでしたらその「美」を楽しみながら前に進みたいものです。

 

ここ数日で出逢った倒木をいくつかご紹介しましょう。

 

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記憶にある範囲最も美しい倒木。 脳天逆さ落し!

 

 

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記憶にある範囲、涙が出そうになった倒木。これは手ごわかった。