道楽者の詩

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三脚を背負う、ショルダーストラップをスリングで代用

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 上の写真は下から、ベルボンのネオプレーン三脚ストラップ、5mm径の細引きロープで自作した120cm のスリングで SLIK カーボンスプリント634 FA のショルダーストラップにしてみた図、左上は 120cm * 20mm のフラットスリング。

※ スリングとは、紐やロープなどで作った輪です

 

三脚を持ち歩く手段には、

1.手に持って歩く

2.ザックに縛り付けて歩く

3.ストラップを使って肩にかけて(背負って)歩く

 

だいたいこんな感じです。短距離で整備された道であれば手に持って歩くのもいいのですが、山道では危険な場合もあります。ですので通常はザックに縛り付けておくのが一般的です。

 

ところが稀にあるのが、その中間。距離が短いだけにザックに縛り付けるのは面倒、かといって手に持って歩くような場所でもない。そういうのがたまにあるのです。そういうときはショルダーベルトを使って、肩に担ぐか、背中に背負うのがよろしいです。

しかし勝手なもので、めったに使わない専用のショルダーストラップを常時携行するのはこれまたおもしろくありません。

 

そんなことを思っていたあるとき、常に携行している自作の 120cm ロープスリングが上手い具合に三脚のストラップになる事を発見しました。このスリングがうまく使えれば専用のストラップを携行する必要はありませんし、考える事が一つ少なくなりますので助かります。

実はこのスリングもめったに使うことはないのですが、いつもザックにぶら下がっています。

 

欠点は肩に食い込むことです。いつも使っている三脚の重量は1.4kgです。この位の重量であれば、短時間なら問題なく紐ストラップで十分使えます。しかし長時間になって肩の食い込みが気になれば 20mm くらいのフラットスリングを使えばいいです。

さらによいのは、肩にあたる部分がネオプレーンのものです。これでしたら専用になってしまいますが、重い三脚でも大丈夫でしょう。三脚を二本携行しないといけないときにはこうするしかありません。

 

私はしばらくは紐ストラップを使ってみることにします。

 

愛用中の三脚はこちら。

SLIK 三脚 カーボンスプリント 634 FA 4段 小型 カーボン CS634FA

SLIK 三脚 カーボンスプリント 634 FA 4段 小型 カーボン CS634FA

 

ネオプレーンストラップ

OP/TECH 三脚ストラップ ブラック 120129

OP/TECH 三脚ストラップ ブラック 120129

 

ベルボンのネオプレーンストラップ

 

ジムニー シエラ JB43 ジャダーとシミー対策の備忘録

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私が乗っているのは2009年式のジムニーシエラ(JB43)です。2012年に2年落ちの中古で購入しました。この時点での走行距離は34000km、購入後5年半乗った現在の総走行距離は83000kmです。

乗り始めたときから 70~80km/h の速度域でハンドルブレは発生していました。ジムニーはそんなもんだとか、一定の速度域でハンドルブレが起きるのはホイールバランスの問題だといいながら、購入店(ディーラーではありません)では問題を解消してくれませんでした。いや、調査しようという態度も見せてはくれませんでした。

最初は、中古で買ったので多少は車のせいもあるのかと思ったり、スピード警告と受け止めようと考えて済ませていました。しかし3年後、タイヤ館で購入調整したスタッドレスに交換するとあら不思議、ハンドルブレが治まりました。この件で、少なくとも購入店でのバランス調整に問題があることは確信しました。

バランスは調整に次ぐ調整と、アライメントの調整も行い、ハンドルブレの発生確率が落ちてきていたときでした、走行中にあまりに激しいハンドルブレ(シミー)が発生してラテラルロッドが金属疲労で折れてしまいました。

 

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とりあえず故障箇所の部品交換をして、足回りを一通りばらして点検してもらい、ギヤボックスの締め込みをして、空気圧をメーカー指定の値(前:1.6kgf/cm2、後1.8kgf/cm2)に戻して試走しました。

これまでの状態がウソのように新車のような感触です。タイヤの空気圧を 2.4kgf/cm2 からかなり落としたのでハンドルが多少重くなりましたが、非常に快調です。これでしたらもう数年乗り続けたいと感じました。

 

 


 

 

さて、ジムニーのハンドルブレに関するトラブルは有名で、「持病」とまで言われる場合もありますので、ある程度は覚悟しておりました。しかしジムニーというのはある程度車いじりが好きな人が乗っている確率が高く、どうやってこのじゃじゃ馬を手なづけるかということに注力されているオーナーも珍しくありません。

改造されている場合はいざ知らず、私のようにノーマルのままでタマに走る林道や雪道の保険目的で4WDに乗っている者にとってはこんなトラブルは堪ったものではありません。原因はひとつではなく複合的といわれ、一般の整備工場では完全解決は難しいといわれます。

 

しかし、それは困る、困ります。

 

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ということで、ここからは自身の体験や感想、ディーラーからの証言、整備工場からの証言などを基にした個人的備忘録です。一番アテにならんのは、とりあえずなだめようとする非エンジニアの無責任な聞きかじり発言です。

 

この備忘録の対象は非改造車で、リフトアップしたような車のことはわかりません。

 

一定の速度域でシミー(ハンドルのブレ)が発生する場合

1.まずは、ホイールバランスとアライメントの調整。ホイールバランスはちょっとコツがあるらしい。ホイールの中心の穴が大きくて、一般の整備工場にあるバランサーではセンターを出しにくいので、ディーラーでもコツが必要とのこと。経験によると、タイヤ館では全く問題がありませんでした(どうやらバランサーの性能がよいようです)。

2.ギアボックスの締め込み。オフロード仕様のせいか、ギヤボックスの遊びがやや多い。

3.次にラテラルロッドのブッシュ周りの確認。それなりの時間が経過していれば、その他ロアアームなどフロント周りのブッシュやシーリングの交換。

4.よく言われるキングピンベアリングに異常があれば、程度問題は別にして、発進してすぐにハンドルブレが発生するはず。キングピンベアリングは疑うべき部分ではあるが、ノーマル状態で主にオンロードを乗っていて交換が必要になることは決して多くはない。

5.次にハブベアリング。乗っていてゴォ~という異音がしなければ、ハブベアリングまでは疑う必要なないだろうとの事。ディーラーでもハブの交換をしたことはないとの事。

 

※ タイヤが偏磨耗している時は、タイヤ交換(ノーマルではあまり関係ないだろうとのこと)。

※ 空気圧はあまり高くしないほうがいいということだが、4輪とも 2.2k でも問題なかったことは確認している。

※ 個人的にはラテラルロッドをブッシュとセットで新品に交換すれば直ると思う。

 

路面のでこぼこをきっかけにシミー(ハンドルブレ)が発生する場合

基本的には上記のシミー対策と同じでいいという話。私はこちらの経験はないので、よく分らない。

 

ブレーキングでジャダー(車体ゆれ)が発生する場合

一般的にはディスクローターの研磨を行う。交換するよりは研磨のほうがよさそうで、知り合いの JB43 は、ディスクローターの研磨でジャダーはほぼ収まったとのこと。幸い私の JB43 は、ブレーキングによるジャダー現象はまだ発生していません。

 

 

参考になった記事

https://www.motoharusumi.com/jb23-steering-wheel-shimmy-or-brake-judder

 

 

大学生の頃は車いじりも楽しかったのですが、最近ではもうそんなことに時間を費やすのは避けたいです。自動車は安全に乗りたいものです。4WD車を選んだのは、運転を楽しむためというよりも、安全に乗るためです。

 しかし一旦こんな車に乗り慣れてしまうと、普通の車に戻るのはちょっと怖いかも。このまま免許を返納するまで乗り続けられたらいいのですがね。

 

 

追加記事) ステアリングダンパーには即効性があった

新型ジムニー JB64/74 が、ステアリングダンパーを標準装備したという話を聞いて、私の JB43 にもステアリングダンパーを装着しました。力づくとはいえ、これまであった操舵系のストレスはほとんど治まりました(根本的な解決ではないです)。

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