道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

残念!! なでしこ惨敗の原因は

リオオリンピック、女子サッカーアジア最終予選は、最終戦を待たずオーストラリアと中国の勝ちぬけが決定しました。わがなでしこジャパンは、なすすべなくオリンピックの出場権を失ってしまいました。本当に残念です。しかしこれが現実です。

どれだけの人がこの結果を予想していたでしょうか、覚悟が出来ていたでしょうか。私も一位通過は怪しいとしても、出場権を失うとは夢にも思ってもいませんでした。初戦のオーストラリア戦をせめてドローに持ち込めていたら、二戦目の韓国戦に勝ちきれていれば、未練たらたらのタラレバからなかなか開放されません。今にして思えばいくつ かあった踏ん張りどころをことごとく逃してしまっていました。中国戦の途中からは、宮間がカリカリし始めて雰囲気もちょっとよくなかったのではないかと。予選通過が絶望的となった中国戦終了後キャプテンは、腕のマークをはずした姿で、一身にフラッシュを浴び、サポーターと報道陣に謝意を表明していました。

どうしてこうなってしまったのでしょうか?

 

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宇津木の離脱はかなり大きな痛手だったとは思いますが、それが決定的な原因だとは思えません。あまりに多いパスミス、決まらないシュート、守備の乱れ、その他プレー中で目を覆う場面が多かったです。何が起きるか分らない短期決戦、これでは勝てません。

焦りと重圧からとも言われますし、ツキがなかった場面もありましたが、それにも増してあまりにも自らの失敗が多すぎました。

 

主なパスミスの原因はこんなところか、

・縦に早い攻撃をしようとしすぎる

ドイツワールドカップ優勝後、タテポンと呼ばれる縦に早い攻撃を模索し始めましたが、最後まで機能しませんでした。それどころか対戦国には研究され尽くされてしまい、本来の持ち味まで失わせる結果になってしまいました。

 

・相手の強烈なプレスに耐え切れないで苦し紛れにパスを出す

ベトナム戦を見れば分りますが、ボール保持者に強いプレスをかけられなければ華麗なパスサッカーが出来ます。相手の動きが止まればボールが廻ります。ところが早いプレスや強烈なプレスをかけてくる相手には、焦ったり不用意なパスで容易にボールを失ってしまっていました。対戦国に研究されつくした感はありますが、国際的な強化試合の少なさと、主力の固定化にも問題があったように思います。

 

・出し手と受け手の思惑のズレ

気持ちの問題が大きいのかもしれませんが、10年近く一緒にやってきた仲間でもずれることがあるくらい難しいことなのでしょう。長く連れ添った夫婦でも、毎日ずれっぱなしです。

 

 

シュートが決まらないのは

シュートが決まらないのは不運な事もありますし焦りのときもありますが、相手ゴール前に人数が少ないのではないかと。どうも宮間がボランチをすると、FWが降りてくる場面が多いような気がします。今回の大儀見の位置取りは、湯郷ベルの松岡の姿が重なって見えました。

監督は宮間のボランチにご執心でしたが、守備力は低下する上に攻撃力も低下すると感じています。宮間は攻撃的ポジションで輝きを放つプレーヤーです。

 

 

守備の乱れは

カウンターやロングボールを恐れると最終ラインを高く保ちにくいので、中盤との距離が開きボールを失いやすくなる。それを踏まえてGKのコーチングが必要なってくる。そこへ持ってきて初戦のオーストラリア戦でのGK指名は失敗でした。守備の乱れの悪循環はここから始まりました。失点後、お通夜のような雰囲気はなでしこではあまり見受けられない姿です。

 

 

 

こうして思えば、立場や考え方によっていろいろな見解があろうかと思いますが、私としては強化試合の少なさと、監督の采配にその原因があったと考えます。いやそのように思って納得しようと思っています。

世代交代の失敗とも言われますが、これは致し方ないのではないかと。WC優勝チームに食い込んでいくのは、雰囲気と技量と戦術、どれをとっても非常に困難なことです。

 

 決して犯人探しをしているわけではなく、キャプテンを責めているわけでもありません。正直なところ私は、強烈な宮間ファンの一人です。この人がいたから女子 サッカーに目を向けはじめたようなものです。今回の予選の結果に対し、自分の気持ちの落としどころを見つけるのが難しかったので、いろいろと考えてみました。

 

 

最終戦は

それにしても主要メンバーは劣化しました、横山の走力にスピードがあるというアナウンスを聞くにつけ、ベトナム戦の中島の動きと宮間の動きを比べてみるにつけ、主力メンバーの体力の低下を感じました。キックの精度が売りの宮間さんも、背中の8番は次の北朝鮮戦を最後に中島に譲るべきでしょう。ほかにも次の北朝鮮戦が代表引退試合になる選手が多いと思います。

福元、大野、宮間、鮫島、近賀、上尾野辺、川澄、そして佐々木監督、このあたりは引退試合になることでしょう。岩清水、大儀見、有吉、坂口、このあたりはよく分りません。熊谷、宇津木、中島、岩渕、横山は残ることでしょう。そんなことを思い浮かべながら最終戦も観戦します。

 

 

そして今後は

東京オリンピックに向けて結成される新チームの監督はおそらく高倉、ヤングなでしこといわれたU20世代(世代別WC3位)、リトルなでしこと呼ばれたU17世代(世代別WC優勝)を主体に構成されることでしょう。