道楽者の詩

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日帰り用登山ザック オスプレー ケストレル28

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現在、日帰りトレッキングのザックはグレゴリーZ35に落ち着いています。しかしそこに落ち着くまでには半年で6つのザックを買って試しました。店で試着させてもらっても、ある程度選別の経験と技量がなくては、満足する結果にならないことは多々あります、ということです。

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最初は「分らなかったらまずはモンベル」から入ったのですが、どうも使ってみるとしっくりこない。わがままといわれましても、しっくりこないので、ネットで評判のいいオスプレーを買って試してみることにしました。

日本百名山というテレビ番組をみていますと、オスプレーを使用されているガイドさんは比較的多いですね。村井美紀もオスプレーを担いでいましたので、私的にはオスプレーの好感度はぐっとあがります。ということで、一番一般的とされるケストレルの日帰り用ということで28Lを選んでみました。ネットで検索しますと、最初の評判はいいのですが、そのうち手放すという事例を散見しました。結論から申しますと、私もその仲間入りをしてしまいました。

 

実際に使ってみてよいと思ったのは、

・背負い心地(背中へフィット感)は非常によい。

・生地が丈夫。

・背面長を調節できる。

 

反対に使ってみていまひとつと思ったのは

・評判のよい「ストウオンザゴー」(刀のような形で、ストックを一時的に収納でききる装置)が全く役に立たない。ストックを固定できません。ゴムを引っ張って固定できるような設計なのですが、ゴムを引っ張るとゴム留めが抜けて役に立ちません。

・背面のネットの収納は、ほとんど役に立たない。一時的には使えますが、ゴムが伸びてしまいます。

・もっとも好評な背負い心地ですが、これは比較的柔らかいプレートが埋められているので、人間の体にザックのほうがなじんでくれるのです。しかし、パッキングが下手だったり、重いものを入れてそれが下のほうへ降りていったり、硬い大きなものを入れると、背中のプレートはそれらの荷物のほうにもなじみ、その影響が人間の背中に反動として返ってきます。最初は細かいことは気にしないでおこうと思っていたのですが、だんだんと我慢できなくなりました。

・背面長が調節できるのは一見よさそうに感じますが、それだけ凝った造りをしています。歩いていると伸びてくるものもありますが、オスプレーの場合は接続部分の造りの問題で、結局背中の一部を圧迫して痛い。個体差もあるでしょうが、丸一日担ぐのはちょっと辛かったです。

・ショルダーベルトが幅広で固いので、首にあたって擦れると痛い。

・28Lという容量は、個人的には25L以下と考えておいたほうがいい。

・ジッパーのすべりが全面的に悪い(シリコン塗布で解決)

 

そんなこんなで結局丈夫さ以外にはあまりとりえはないと感じまして、グレゴリーと比べケストレルは手放すことにいたしました。個体差もあるでしょうし、私の使用感が万人にあてはまるとは思えません。そういう意味では、一度は買って試してみるのも悪くはないのではないかと思えるザックでした。

 

 

[グレゴリー] GREGORY 公式 オールデイ GM58598 Black (ブラック)

[グレゴリー] GREGORY 公式 オールデイ GM58598 Black (ブラック)