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道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

新生なでしこ 第二戦 国際親善試合 アメリカ戦

高倉監督に代わって二試合目、国際親善試合の初戦に引き続き中二日でアメリカとの対戦です。結果は、75分に雷雨による短縮試合となりまして、0-2での敗戦でした。

前半はアメリカの早く強いプレスによって、なでしこはなすすべなく防戦一方でした。北勝海の強烈なツッパリに土俵際で粘りながらも技を出す前に突き出されてしまった鷲羽山とう感じかな。パスミスなどのミスにより決定的な場面が幾度もありましたが、山根のスーパーセービングによって辛うじて一失点で終えました。

後半は積極的なメンバー交代もあって、いくらか盛り返しかけましたが、キープしきれずボールを失い、相手の縦パスとクロスで失点をしてしまいました。

 

アメリカのスピード、プレスの強さ、パス回し、初戦とはかなり違いました。おそらく対中国を想定した準備だと思いますが、渇を入れたのか、餌をもらったのか、気合が入っていました。特にスピードはどうにもなりません。

対するなでしこは、なすすべなしという感じでした。総じてパフォーマンスはよくなかったですね。不用意な横パス・バックパス、強烈なプレスでボールを奪われる、アメリカのボール回しに振り回されて奪えない。いいところはあまりなかったです、アメリカのソロはヒマだったでしょう。

高倉監督はおそらくテスト的な起用をしてきたのだと思います、前半が終わって素人の私なりにここを代えたいなと思うところをいじってきましたので、佐々木前監督の采配に比べ意図が分りやすく、納得もしやすい試合展開でした。

蛇足ですが、放送はフジのうっとうしいアナウンスに比べて聞きやすかったです。青島の中継は勘弁して欲しいね。

 

フォーメーションは初戦と同じく 4-2-3-1 、スタメンは、

FW:11菅沢

OMF:13増矢、16岩渕、17杉田

DMF:10阪口、14中里

DF:6宇津木、4熊谷、15高木、5川村

GK:1山根

 

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交代は

HT:17杉田⇒7中島、11菅沢⇒8千葉(岩渕がトップへ)

後半:5川村⇒2有吉、13増矢⇒19佐々木、16岩渕⇒20横山

 

高倉さんは、パスを繋いでビルドアップする2011年ワールドカップの頃のようなパスサッカーをベースにしているように思えます。かなり高度な技術・テクニックと状況判断が要求され、欧米チームに比べスピードやフィジカルで劣る分だけ、不用意なパスミスは避け、走りきれるだけの持久力を求めているようです。ディフェンスは組織的に、攻撃はある程度選手任せとも言っています。その上で、甘くなったボール保持者への寄せを見直し、パスだけに頼らず自らゴールに向かう姿勢も求めています。

 

そんなことを感じさせる選手の動きと采配と見受けましたが、それに見合わない選手もいたようです。パス回しも2011年の頃のほうが華麗だった気がします。新チームは始まったばかりですので、今後メンバーの入れ替えや作戦の調整はあるでしょうから注目しておきましょう。

佐々木前監督のロンドン五輪以降のメンバー選出、戦術、ポジション、交代、私にとってはどれも不可解でストレスでした。しかし高倉監督のやってることは、今のところわかりやすいと感じています。U20が合流してからが本番でしょうかね、MFは有望な選手が多くいますので今後競争が激化するでしょう。今回デビューした千葉は、必要なピースなのかなとも思いました。あとモーガン並の走力のある選手がいたらいいのですが、年収も別格ですから難しいですね。モーガンの年収は2014年で1億2000万円といわれています、なでしこが11人束になってもモーガン一人に及びません。年収ハンディなんかあればアメリカにも連戦連勝できるでしょうけどね。

 

ところで今回の試合がランキングの対象になるかどうかはまだ確定していないようですが、2失点はどちらもオフサイドで実質0-0のドローです。例えそうであっても、ゲームそのものは完全に判定負けですし、親善試合ですから事を荒立てることはありません。

しかし、日本人としては最終ラインは失点しない程度にコントロールされていたと理解すべきです。でないと選手が気の毒です。

 

一失点目:一番奥のジョンストンの右足が十分オフサイドです。

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二失点目:ジョンストンからの縦パスを受けようとするダン(一番手前)の位置が明らかにオフサイドです(日本選手は10人見えています)。線審は目の前にいるのにどこ見てますの。

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良くも悪くもなでしこジャパンというか日本女子サッカーの特徴がよく現れた二試合でした。プレスをかけなければ強いが、プレスをかければ弱体化するというのが日本女子サッカーの特徴です、分りやすかったですね。でもこの弱点の対策ができれば、強く早いプレスをかけられても五分に応戦できれば、再び世界のトップレベルで活躍できるはずです。

オリンピック最終予選に敗退し、お先真っ暗とまで感じておりましたが、今回の二試合で光明が見えてきたと、私は感じました。宮間の復帰、攻撃的ポジションでの起用が待たれます。