読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

祝! 小池百合子 新都知事誕生 その要因と今後の期待

雑記

f:id:Bluesboy:20160802223418p:plain



稀に見る興味深い選挙戦でしたが、終わってみれば小池さんの圧勝、瞬殺でした。小池さんが強かったともいえますが、他候補がだらしなかったともいえますかね。

そもそも小池百合子さんという人に対してはあまりいい印象を持っていなかったのですが、選挙戦中盤ではすっかり見直してしまいました。当初は与党連合、野党連合という巨大組織を向こうにして勝ち目は薄いと思っていましたが、頭の固い私でも認識を変えられてしまうくらいのインパクトがあったので、もしかすると勝ってしまうんじゃないかと感じるに至りました。結果は、瞬殺、開票が開始するや否やの当確発表でしたね。開票速報特番的にはもう少し時間を掛けてもらいたかったことでしょう。

 

さてその要因はどこにあったのでしょうか、コメンテーターの意見も聞いた上で個人的に考察してみました。地方行政の政策なんて誰が考えても大きくは変わりません。無理してアピールすれば、がん検診100%とか原発ゼロとかピントの外れた話になってかえって逆効果です。最終最後はいかに期待させるかが問われます。

 

1.先手必勝の構えから感じ取れる本気度の違い

最初は「崖から飛び降りた」と小沢節で表現しましたが、都知事をやりたいという本気度は他のどの候補と比べても桁違いと伝わってきました。都知事の椅子に座って最初に発したことば、「感無量」に集約されているように見えました。

前回の都知事選挙から狙っていたという話ですが、本当にトップに立ちたかったのでしょう。自民党総裁の可能性がしぼんでしまってからは都知事に焦点を絞っていたという話で、突然の舛添辞任は千載一遇のチャンスだと判断したのでしょうね。あらゆる困難をいとわず勝負に出て、他陣営が候補者選びに時間がかかっている間にメディアを独り占めしてしまいました。

 

2.敵を作るのが上手かった

先手を打ったということとオーバーラップするところがありますが、一人で巨大な組織に挑むという構図を早々に作って知らしめたのは捨て身の作戦です。しかしこれによってかなりの人の心を掴んだことでしょう。

さらに自民党都連からの「お達し」によって、いじめられている感が助長されました。「自民党員本人の親族が応援してもダメ」という下りは、小泉元首相を意識したものなのかもしれませんが、庶民感覚のない時代錯誤の悪手でした。

 

3.グリーン作戦

普通は、組織のメンバーによって設定された場所で、動員された聴衆が、お仕着せの演説を聴かされるというのが一般的なのですが、小池さんは全く逆の手法をとりました。演説する場所と時間を先に自分で決めて、それをネットで拡散し、有権者が自発的に集まってもらうという形をとりました。組織がないから出来たとも、組織がないからそうするしかなかったともいえます。

選対(選挙対策本部)には只者ではない専門のプロデューサーがいるのだと思っていたのですが、どうもTV報道によると、小池さん自らの発案と取り仕切りによるものらしいです。すごいですね、感心します。相当前から時間を掛けて練っていたのでしょう。

さらに「緑のものを一つ身につけて来て」という注文を出しました、最初はサクラが混じっていたのかも知れませんが、終盤には自発的なお祭り的騒ぎにまで発展しました。「名古屋からきました」というプラカードを掲げていた人までいましたね。この状況をネットでうまく拡散させました。とくに短期決戦の場合、こうなってくるともう止められません。

387:【都知事選】小池ゆりこフェス 最終街頭演説会! 候補演説編 - YouTube

 

4.ネット配信と、アップされた動画のクオリティー

個人的にはネットの力は大きかったと思いますね、投票率も60%近くにまで上がったのもネットによる情報発信力によるところが大きかったでしょう。圧勝の理由は投票率の高さです。ここまで圧勝してしまうと、与党も無碍な事ができなくなりますので、勝ち負けを超えて今後の展開に大きく影響を与えることになってきます。

www.yuriko.or.jp

特にネットにアップされた小池さんの遊説の様子は、どこかのニュージシャンのプロモーションビデオ並みのクオリティーかとびっくりしました。本人のホームページとSNSには、毎日、前日の遊説の様子がアップされます。これでしたら、必ずしも遊説の場に居なくても、いつでも何度でも演説を聴けます。この演説がまた上手かったですね。

動画の出来栄えは広角レンズを使ったカメラワーク、アングル、そして本人のカメラを意識した動作とカメラ目線、映すほうも映されるほうも、そして編集もプロのクオリティーです。

 

なかでも傑作はこれ、特に前半の出来は感動的といえるでしょう。道を埋めてしまっている銀座のシーンは特に感動的、動員をかけずにこの自発的な集まりはまさにお祭りです。


小池ゆりこから皆様へ最後のメッセージ

 

 

新知事に期待すること

都民ファーストという言葉を繰り返していました、どこまで庶民を納得させることができるでしょうか。まずは情報公開に力を入れるということです、行政側の透明化は出来るでしょうが、議会とオリンピック関連は同じようには行かないでしょう。橋下徹のように、これを切り崩してくれたら私は本当に見直さないといけないです。

 

元東京都知事の猪瀬さんによると、ご自身は副知事の時から衝突していた自民党都連によって、都連の傀儡知事だった桝添さんも最終的には同じく自民党都連によって引導渡されたということです。歴代4位といわれる291万票を背負った新知事も、このブラックボックスとされる自民党都連との付き合い方は今後見ものです。来年の夏には都会議委員選挙がありますので、これが一つのターニングポイントになるでしょう。

 

オリンピック関連に関しては、可能なら自称ボランティアの大狸を早く引き摺り下ろしてもらいたいものです。あんなのが組織委員会のトップでふんぞり返っていると思えばほんとに胡散臭い、爽やかなスポーツの祭典のトップには非常に不向きです。

 

小池さんはこのたび見直しましたので、野に放たれた新知事のご活躍を期待いたします。