道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

標準ズームレンズ EF-S15-85mm IS USM を追加購入しました

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いまさらではありますが、Canon EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USM を中古で購入しました。このレンズは、Canon EOS 7D と同時に2009年10月に発表されたレンズです。ですので、もう7年も前のレンズです。

 

cweb.canon.jp

 

なんでいまさらそんなレンズを買うのかというと、フルサイズ換算で 24-135mm というのは非常に便利なんですね。一本で済ませようとすると、APS-C のカメラではこれしかないのです。

 

元気があれば 5Dmark2 + EF24-105mm を持ち出すのですが、滝撮影のために持って行くには結構きついのです。公園の中の観光滝でしたら問題ないのですが、最近行くところはかなり厄介なところばかり、先日の北谷の雨滝は往復8時間、帰りは滑り落ちて落差7mの滝壺に入浴してしまいました。

体力的な問題で、普段は、EOS 60D を持ち出しています。特にバリアングル液晶パネルは、使い慣れてしまうと滝撮影には必須です。レンズは、EF-S10-22、Tamron17-50/F2.8(A16)、EF-S55-250 IS STM を持ち出しているのですが、足場の悪いところでのレンズ交換はできればやりたくないというのが主な理由です。

 

では、広角側は24mmで大丈夫なのかというと、いや大丈夫でないところはあります。地形の関係上、引きが取れないところは多々ありますが、それはだいたい行く前に見当がつきます。80%の撮影は、たぶん24mmスタートで大丈夫です。

望遠レンズで、「一部を切り取って感動を表現」といった撮影の仕方もありますが、私はそのような撮影はほとんどしません。記念写真といわれましても、どこで撮った写真か全くわからないような撮影はあまりしないので、望遠側も135mmあれば概ね大丈夫です。

 

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上の写真が @13mm、換算 21mm です。ここの滝は落差80mの白糸の滝です。ここでは24mmでは足りませんが、まあこのような場所は珍しいです。

 

 

さて EF-S15-85mm のレンズそのものの性能ですが、ズーム倍率が5.6倍ですので、それなりに歪みます。ですので、ビルのような直線の被写体には適切ではないレンズですが、自然界を被写体にする場合はさほど目立ちません。さらに、メーカーからDPPで歪みの補正ツールが提供されていますので、あまり神経質になる事は無いと思います。

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個体差があって、片ボケのレポートも多く上がっています。幸い私の固体は片ボケはないようです。しかし広角端の四隅はかなりにじんでいるのも事実です。EF17-40 の四隅よりはいくらかマシといえなくもないからか、隠れLレンズとの声も聞かれますが、それは言いすぎです。色乗りが弱く、あっさりした写り具合です。後で加工しやすいとも言えますが、隠れLはいい過ぎかと思います。普通に写る、風景撮影には便利なレンズです。

EF-S レンズの中で隠れLをあえて言えば、EF-S10-22 でしょう。歪み補正、色乗り、どちらも秀逸なレンズです。

 

これまでは単体の重量(575g)の関係で敬遠していましたが、EF24-105mm 程はずっしり来ませんで、ちょっと拍子抜けって感じです。案ずるより産むがなんとやら。

 

今回の追加で、手持のレンズを数えてみればエクステンダーを含め19本目ありまして、そろそろ防湿庫が満員です。ちなみに手放したレンズは18本です。

cantam.daynight.jp