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道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

悩ましい、キャノン一眼レフ 標準ズームレンズ選びのヒント

写真道楽

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便宜上、ここでは標準ズームレンズというのは、フルサイズ換算で28~50mm、APS-C 換算で18~30mmをカバーしているズームレンズとしておきます。

さらに、以下はキャノンの APS-C サイズのカメラを前提としたお話です。フルサイズの場合は、使用目的がある程度絞られているでしょうから、APS-C に比べると悩むことは少ないでしょう。

 

一般的に最も使用頻度が高いとされる標準ズームレンズは、種類もたくさんあって選ぶのが悩ましいものです。結局一本では終わらなくて、~用、~用、と数本手に入れてしまうことなりやすいものです。

 

ちなみに私の場合、現在所有している標準ズームレンズは4本、手放したレンズは6本です。

 

何故こういうことになるのかといえば、あれもこれもと注文が増えて行くからであって、ある程度目的がはっきりさせればいいのです。目的が増えてしまえば、それはまた別の話です。

 

どのような注文があるかというと、

・お安いもの

・ズーム域が広いもの

・画質がいいもの

・軽いもの

これだけ並べても、ほとんど相反する条件ばかりです。ということで、妥協して中途半端なレンズを選択すると、だんだんと満足できなくなる確率は高いです。目的に即したレンズを選択すると、その目的に飽きたり、他に興味が沸くたびに追加しなくてはなりません。でもこちらのほうはまだ幸せですね。

 

EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM

このレンズは、値段のわりには案外いい写りをします。概して、撮影に特別なこだわりがない、普通に写ってくれたらいいやと考える人向けです。最大の特徴は軽さです、非常に軽いので、重量を重視される場合にはお勧めのレンズです。やむをえない事情でどうしても重量を減らさないといけない場合は積極的に使用すべきレンズです。私もたまに使います。

 

EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM

ズーム域の広いレンズで、いわゆるお便利ズームといわれるものです。18-200mm といわれる超広域ズームレンズもありますが、18-135 でも 28-200 をカバーしていますので、特殊なものでなければたいていのものは撮影可能なレンズです。

実は私も以前、STM の前の型の 18-135 を所有していましたが、手放しました。広角域が足らないのと、全ての焦点距離で一様な写りをしてくれなかった(ある焦点域では解像感が悪くなってしまう)からです。

現STMバージョンは解像感が改善されているというレポもあるようなので、決して敬遠されるレンズではないでしょう。交換レンズを携行したくない、普通に写ってくれたらOKというこだわりの薄い方にはうってつけのレンズでしょう。

 

EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM

7Dと同時に発表されたレンズですね。フルサイズ換算24mmが必要で、ズームを必要とする場合はこれしかありませんので、ある意味貴重です。広角24mmが必要というのは、本人の認識はどうかわかりませんがそこそこのこだわりのある方です。そのような方にとって、広角端のひずみと、色乗りの悪さが受け入れられるかどうかが問題です。

広角端のひずみは、直線を撮影する事が多い場合はアウトです。部屋の写真、タウンスナップでビルの写真、これらは諦めたほうがいいです。DPPでいくらかは補正できますが、物足りないでしょう。反対に風景など自然を撮影するには許容範囲でしょう。

色乗りに関しては、多くの EF-S レンズと同様あっさり目です。ですので、後処理として自分で調整できる人にとっては問題になることは少ないでしょう。

いずれにしても、24mmが必要で、レンズ交換をしたくない、被写体は自然、色の調整は自分でやる、というような人には適しているレンズだと思います。私はこれで滝を撮りに行きます。

重量は575gと決して軽くはないですが、ズシッと来るほどではないので、問題になることは少ないと思います。

 

EF-S17-85mm F3.5-5.6 IS USM

20Dと同時に発表されたこのレンズ、所有しておりましたが手放しました。ひとえに解像感とパープルフリンジに不満を持ったためです。いまさらこのレンズを入手することはお勧めいたしません。

 

EF17-40mm F4L USM

デジタル一眼レフの発売と同時に標準レンズとして発表されたレンズです。まだEF-Sがなかった頃の話です。四隅の流れが酷いという評判のレンズですが、それはフルサイズで使用した場合のときのことです。APS-C のカメラの標準レンズとしては、解像感・色乗り・逆光耐性、どれを取ってもキャノンのレンズの中では優秀です。

手ブレ補正を搭載していないので敬遠されるのなら別ですが、使用目的を絞れば満足できる画像を提供してくれるでしょう。三脚に乗せて、薄暗い風景写真撮影には最適でしょう。

ちなみに、EF17-40 を APS-C で使用するならば、フードは EW-83J がよいです。これは普段、フルサイズの 5Dmark2 で EF24-105 を使う時に使用しているフードです。ちょっと蹴られるので、そこはヤスリでゴリゴリと削ってやればOKです。

 

EF-S17-55mm F2.8 IS USM

キャノンの標準レンズでは最高峰のレンズです。値段と重量の関係で私は使った事がありません。おおよそスナップには、重くて使えないレンズです。人を撮るには出てくる画が寒色傾向に振っていて、ちょっと冷たく感じます。風景にはいいと思いますが、F2.8 はホタル以外では思いつきません。

出来ることはやりました、という機能てんこ盛りのレンズですが、私としては使い道がないのですね。ただ F2.8 のレンズは欲しいので、廉価な互換品を使っています。

 

互換品 Tamron 17-50mm F2.8 (A16)

互換品には、シグマとタムロンがあります。どちらも使っていましたが、シグマは息子に譲り、結局タムロンに落ち着いています。F2.8 のズームは、APS-C は A16、フルサイズは A09、どちらもタムロンを使っています。

シグマとの差は、解像感は概してシグマが優秀、色乗りはタムロン、逆光性能はタムロン、ボケはタムロンが優秀、そんな印象で、ただ今は二本目のA16を使用しています。いわゆる常用レンズです。ISがないだけで、私の中では最もお勧めの標準レンズです。

 

滝撮影中に滑って転んで壊してしまった Tamron A16、帰宅して興味半分、供養の意もこめて完全に分解してみました。これで2.5万円というのは、良心的価格ではないでしょうか。

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TAMRON 大口径標準ズームレンズ SP AF17-50mm F2.8 XR DiII キヤノン用 APS-C専用 A16E

TAMRON 大口径標準ズームレンズ SP AF17-50mm F2.8 XR DiII キヤノン用 APS-C専用 A16E

 

 

 

手ブレ補正が必要であればこちらをどうぞ。

TAMRON 大口径標準ズームレンズ SP AF17-50mm F2.8 XR DiII VC キヤノン用 APS-C専用 B005E

TAMRON 大口径標準ズームレンズ SP AF17-50mm F2.8 XR DiII VC キヤノン用 APS-C専用 B005E

 

 

目的をはっきりさせて選択すれば、後悔は少ないです。

レンズ選びで一石二鳥は考えないほうがよろしいかと思います。