道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

山で使うカメラは一眼レフか、ミラーレスか、コンデジか、スマホか

私が山歩きで主に使っているカメラは Canon Powershot S200 という廉価版のカメラです。中古で10000円で購入しました。何故これを使っているかというと、サイズと重量、そしてそこそこの描写性能があるというのが主な理由です。

 

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確たる撮影の目的があって山に登る場合には、重くても一眼レフと交換レンズ、そして三脚を背負って登ります。ザックもカメラの収納と保護を考慮した The North Face TELLUS PHOTO 40 を使っています。

 

 

しかし撮影そのものが目的でない単なる山登りの時に、一眼レフを首からぶら下げて登るわけにはいきません。いや、稀には道中でのスナップ写真を一眼レフで撮りながら歩いている人もいるようですが、私には理解も真似もできません。

展望台や山頂で、ザックを下ろして休憩がてらに撮影をするのならまだわかります。歩行中はザックの中にカメラを押し込んでおけばいいのですが、歩きながら見つけたものを一眼でスナップ撮影ってのは自分にはムリ。スナップ撮影は好きなほうですが、山ではムリ。

 

一眼はムリでも、スナップは好きなのでコンデジで撮っています。自分の場合は、まず道標を撮ります。これは歩いた記録としてExifのタイムスタンプを、後で利用するためのものです。以前はノートに通過時刻を書きとめていたようですが、今ではそんな手間のかかることはしません。

他にも、いいなと思った景色があればそれを撮りますし、びっくりした対象物があればそれを撮ります。あとで見返したとき、そのときの記憶を呼び覚ますための記録として撮っておくようにしています。たまにはサマになる画(タイトルやセリフが入るような絵)が思いつけばそれも撮りますが、大半は自分の記録であり、人様に見せるものとか、作品作りとかの目的ではありません。

基本的にはサッと出して、サッと構えてポンなのですが、稀にPLフィルターは使用します。一日の撮影枚数は少なくとも50枚、多ければ300枚くらいにはなります。

 

 

そんな私が山歩きでの撮影に求める性能と機能

1.携行性能(山歩きの邪魔にならないもの)

何をおいてもこれが一番です。できれば重量を感じない程度の重さ(200g以内)で、ウェストベルトのポケットに入るもの。少なくともショルダーベルトに取り付けられるポーチに入る大きさ。今のS200 はかなり理想的な重量とサイズです。モードダイヤルやシャッターボタンが飛び出してないのも高評価です。

ウェストベルトのポケットに収納するのは少々注意も必要です。といいいますのも、これまで腰より上まで水に浸かってしまった事が二度あります。

 

2.速写性能

サッと出して、サッと撮る。これは重要です。構図なんて直感です。Sony T9 に惚れこんで二台も使いました。でも現行 TX は廃盤になるそうですね。

 

3.バッテリー対策

せめて300枚は撮らせて欲しいのですが、ズームを使う頻度が高ければバッテリーの消耗は激しくなります。予備バッテリーを用意しておくのが常套ですが、できればUSBでのカメラ内充電も可能にして欲しいものです。

 

4.並以上の描写性能

カメラですから、描写性能は高いほうがよいのは当たり前です。特に広いダイナミックレンジとiso800までは鑑賞に耐えられる画像を提供して欲しい。iso800で鑑賞に耐えられるというと、10年前の一眼レフクラスです。感度が劇的に向上したといわれた EOS KissDN クラスの性能ですが、最近の1インチセンサーのコンデジならそこそこ満足できるのではないでしょうか。

 

5.パノラマ撮影機能

一般的には広角レンズ(24mm)が求められますが、基本的に広角レンズってのは寄って撮るもので、扱いは決して簡単ではありません。広大な範囲を24mm以下で写し取ろうとすると、画角的にはカバーできたとしても、周辺のひずみは大きく、主体が小さくなり、またパースがつきすぎて、あとから見返して「なんじゃこりゃ」的な失敗になる場合も案外多いものです。

また、24mmスタートのカメラではチョイズーム(28mm)するのが面倒です。個人的には28mmスタートで、パノラマ撮影ができればいいと思っています。山頂からの広範囲の景色を写す時などは、広角レンズではなくパノラマでしょう。

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Sony のスイングパノラマは非常に優秀です。iPhone の標準カメラにもパノラマ機能が搭載されています(上の写真は iPhone5S のパノラマ撮影です)。

しかしキャノンにはこれがないのです。「キャノンには PhotoStitch というソフトで合成が出来ますのでそれを使ってパノラマを実現しています」などと仰せになっておられます。何をふざけたことをおっしゃる、10年以上前のおまけソフトでいつまでひっぱっているのか、今となっては完全に手抜きの言い訳ですよ、四の五の言わずにさっさとパノラマ撮影機能を搭載しなさい。

キャノンは鑑賞媒体を「プリント」としているものだから、パノラマなんて規格は考えていないということなのかもしれませんが、いつまでも屁理屈ばかり言っていてはいけません。

 

6.撮影位置情報記録機能

あとからマッピングする時に、緯度経度の撮影位置情報が入っていればいろいろと使い道があるのですが、これがなかなかないのです。数年前、GPSを搭載したキャノンのコンデジで試した時は、測位は遅い、精度は悪い、バッテリーの消耗は激しい、ロクな事がなかったのです。スマホでさえ出来る機能なので何とかして欲しいのですがね。

 

7.防滴・防塵・耐ショック性能

一声で言うと防水仕様のカメラになってしまいます。屈曲レンズを使ったカメラです。確かに頑丈なのでしょうが、他の性能はかなり犠牲になってしまっているようです。

 

 

 

さほど重要ではないと思う機能

1.動画

 私は動画は撮りません。動画の編集は難しいし、素人が出来るものでは無いと思っています。ただ、パノラマ撮影が出来ない機種では、仕方なく動画でパノラマをカバーしています。でもね、むやみに容量は大きいので使い勝手はムチャクチャ悪いです。

 

2.RAW撮影

RAWデータが必要な場合は一眼レフをかつぎ上げます。普段の記録撮影でRAW撮影までは必要ないでしょう。画素数だって、1000万画素も必要ありません。

 

3.wifi 機能

wifi 自体は便利なのはよくわかっています。最近買ったドライブレコーダーにもwifiが搭載されていて便利です。しかし山で撮った写真を wifi でスマホに送ってどこに送信するの?、圏外になってることは多いように思います。たまたま 4G を受信できるのならば、スマホで撮ってそのまま送ればいいのではないでしょうか。

 

4.ボケ

ボケが欲しけりゃ迷わずフルサイズ、とまでは言わないまでも一眼レフでしょう。ボケって言うのは、主体を浮かび上げるために周辺をぼかすもので、山の上まで来て周囲をぼかして何を撮るのでしょうか。草花くらいですか?、私は花や植物には全く興味はないのでボケは不要です。

 

 

 

こうして考察を重ねてみると、「山で使うカメラは一眼レフか、ミラーレスか、コンデジか、スマホか」の命題に対しては、撮影目的なら一眼レフ普段使いなら携帯性がよくて写りは並以上のコンデジ送信するならスマホで撮れ、ということになるでしょうか。

 

ミラーレスには残念ながら中途半端なイメージを持っています。以前、マイクロフォーサーズのパナソニックのG1とGF1を使っていましたが、帯に短しタスキに長しですね。ポケットには入らないので、それようのカバンは必要、であれば一眼レフでいいじゃんって言うところです。

Canon M はセンサーが APS-C なので、ある程度満足できる描写をしてくれそうですが、山に滝撮影に行く私は「バリアングルができない」という一点で却下しています。バリアングルが出来るようになれば、現在の山での撮影は EOS 60D にとって代わる可能性は高いですが、キャノンのことですから期待できないでしょう。

 

ということで、現在は 一眼レフ=Canon EOS 60D、コンデジ=Canon Powershot S200、スマホ=iPhone を使っています。昨今はスマホのカメラ性能が格段に向上しており、コンデジの尻に火がつき始めたのか、センサーサイズが1インチのコンデジが各社出揃ってきております。

 

現在のコンデジ S200、買い換えたいなという欲求が沸々と。。。

 

 

bluesboy.hateblo.jp

 

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