自由雲台がバラバラに、スリック SBH-280 自分で修理できるかな
滝撮影用に普段使っている雲台は SLIK SBH-280 です。ベルボンのクイックシューを常設しています。
本日使用していると次第にボールが動きが悪くなってきて、最後には通常の力では動かなくなってしまいました。もちろん、固定用のネジはユルユルにしていました。力ずくで動かそうとしてもいいのですが、完全に異常事態だということと、友人がこの SBH-280 を使っていてカメラを締め付けすぎて壊してしまったと聞いていたので、とりあえず自宅に帰ってゆっくり調べてみることにしました。
それでも分らなかったらメーカーに問い合わせてみましょう。ベルボンには何度か電話で問い合わせていますが、比較的親切に構造とか部品に関する説明をしてくれるので、修理に出すか、自分で修理してみるか、諦めるか、話が早かったです。スリックはどうでしょうか。
素人では、ボールがごみを噛んだか、グリスが切れたか、まあそのくらいしか見当がつきません。帰宅してとりあえず動きの悪いボール周りをまずはアルコールで洗いました、無駄のようです。一応グリスアップもしてみましたが、案の定こちらも効果がない。
そろそろ力技にでようかと、本体をむんずと握ってひとひねりしてみたら上下が分かれて中身が飛び出した。よく見ると、上半分と下半分がねじ込みで接合される構造だった。
更にメーカーHPで部品表を調べてみると、この部分は接着されるようになっている。
どうやらネジの締めかたで、デフォルトのトルク設定が出来るようなっていて、好みに合わせてネジを締めこんで、固定するのは接着剤を使うようです。
今回動かなくなってしまったのは、接着剤が切れていたところに、無意識のうちに自分で締めこんでしまったのではないかと思われます。
先の部品表(pdf)によると修理には、接着に関して専門の技術が必要で、中型重修理扱いになると記載されています。ニカワじゃあるまいしどんな専門技術が必要なんでしょう?、接着剤はアロンアルファゼリーを微量に付けて、素早くトルク調整すれば大丈夫だと思うのですが、今後の事もあるので、スリックの対応を確認してみましょう。
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