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道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

撮りたい時に、撮りたいところへ行って、撮りたいように撮ろう

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3月の後半から4月の中ごろまでは滝撮影には都合のよい季節です。雪融けである程度の水量が見込める、ヤブや邪魔な枝葉が少なくて全容の見通しがよい、そして直射日光が比較的強くありません。

 

風景写真を撮るには晴れた日がよさそうに感じるのですが、実は曇りの日が都合がよろしいのです。光が拡散されて無駄な影が出来にくいのと、明暗差が適度に押さえられるからです。上の写真は最悪の状態で撮ったものです。

 

一般に風景写真といえば、カレンダーに載るような鮮やかな写真か、一部を切り取った芸術性の高い写真が一般的です。そういう意味では現在私が撮っているのはどちらにも属さず、「こんな感じです」という説明的な写真の撮影をしています。感動を記録するというような類の写真ではなく、「この滝はこんな感じです、興味があれば行ってください」ということを伝えるための写真です。

さらに、ある程度数を稼ぎたいので同じところに何度も通ったり、雲待ちなど時間を掛けて撮影するようなことはしていません(とはいっても一箇所あたり30~60分くらいはかかる)ので、ピーカンの日の滝撮影は困るのです。

何が困るかというと、明暗差がつきすぎるのが困ります。直射日光があたって飛んでしまったり、反対に暗部はつぶれます。さらに滝身に影が出来て斑になったりして見るに耐えられなくなってしまいます。鑑賞には耐えられなくてもいいのですが、全体像が伝えられないのは困ります。一部を切り取ればよいともいえますが、それではどこで撮ったかわからなくなってしまうので、いまはそんな撮影はしていません。

 

そんな私も、雲待ちをして撮ったりしていたこともあります。某所で先客がいたときのことです、何を撮ろうとしているのか伺うと「苔」ということでした、私は「滝」と答えました。苔を撮る時は光が欲しいので、一般的には陽が射すまで「光待ち」をします。滝は直射日光を避けたいので陽がかげるまで「雲待ち」をします。お互いにその事が分っていたので、効率よく撮影する事がで来ました。そんな事もあったのですが、最近は滝の説明的な記事を書くための撮影をしています。風景写真は待って撮る、狙って撮る、という意味からすると、「そのとき撮れるものを撮る」というスナップ的な写真を撮っています。ピーカンであっても、そのときの最善を尽くせばいいじゃないかと言い聞かせています。

 

どちらかというと「待って撮る」とか「狙って撮る」というのは性に合いません。狙ったものが撮れたらいいですが、撮れなかったら即ち失敗です。失敗からは後悔~嫌悪と繋がっていくのは精神衛生上よくないです。そんな事もあって、「撮りたい時に、撮りたいところへ行って、撮りたいように撮る」というスタンスでやっています。自分にはこちらのほうが性にあっています。