道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

ホタル撮影 ゲンジボタルとヒメボタルを同時に写し込む

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今年最後のホタル撮影です。

 

時期的には、ゲンジボタルが先に飛び始めます。そしてゲンジボタルの季節が終焉を迎えはじめた頃からヒメボタルが飛び始めます。

場所的には、ゲンジボタルは水辺に生息し、ヒメボタルは山の中に生息しています。

ですので、ゲンジとヒメは同じホタルであっても、同じ時期に同じ場所を飛びまわっているのは普通ではありません。普通ではありませんが、全くないわけでもありません。同時に飛び回る光景を見ることは、一般的には珍しい光景ですが、何年か追い回していたり詳しい人に連れて行ってもらえばさほど困難ではありません。

ヒメボタルが乱舞する時刻になると辺りは真っ暗になります。こうなると、景色どころか光跡以外は何も見えません。隣にいる人も確認できないような状況で、上のような写真は非現実的な光景です。約60分の露光から25分ほどを選択して仕上げています。

 

ゲンジホタルとヒメボタルが飛び回る光景を見るにはいくつかのハードルがありますが、撮影になるとそれとは別に難儀なことがあるのです。

今回はヒメが飛び始めるには少し早いかもしれないということなので、一旦はゲンジをメインにしてカメラを構えました。しかしわずかであってもヒメが出たとすれば、それを写し撮れないのはもったいないということで、セッティングを変更しました。欲というかスケベ心が出てくるのは責められたとしても押さえられるものではありません。

 

両方撮るにはレンズは何を使うか、露出(絞りと感度)はいくらにするか

ゲンジボタルの光跡は iso1600/F4 で写せますが、ヒメボタルは iso1600/F1.4 が必要です。三段違うわけです。だったら「大は小を兼ねる」で、直感的にはヒメボタルの露出にあわせればいいじゃないかと思うわけですが、問題があるのです。

まずはヒメボタルを撮るには露出以前に開放撮影が必須です。開放でないと光跡が綺麗な丸にならず、絞り幕が影響した多角形になってしまうのです。

ゲンジボタルを撮影する場合、絞りを開けば光跡は太くなりキレのない光跡になってしまいます。ですのである程度は絞りたいのですが、ヒメボタルを優先すると絞れません。

あとは画角です、単焦点で撮りますからどこからどの画角で構えるのかは重要です。まして初めての場所でしたらどうしても広めに構えたいものです。しかし広角レンズを使うとヒメボタルの光跡は貧弱なものになります。レンズの目の前を飛べばラッキーなのですがそれは出たとこ勝負です。

手持のレンズは 28mm/F1.8、35mm/F2、50mm/F1.4、85mm/F1.8、この中から、思い巡らして選択したレンズを APS-C とフルサイズのカメラに装着します。思案した結果、今回は APS-C のカメラに 28mm/F1.8 を装着し、ヒメボタルが飛ぶであろう場所の近くで、ゲンジボタルが飛ぶであろう場所から離れたところに構えました。画角は 44mm 相当ですが、ボケは 28mm のままです。

露出は iso1600/F1.8 に設定しました。

ゲンジの入水自殺らしき光跡も撮れてよかったのですが、思案の甲斐なくゲンジの光跡は太くて色も飽和気味です。やっぱりうっとうしい感は否めません。

 

だったら、ゲンジの光跡は削除しちゃえ

というわけでゲンジの光跡を除去して、ヒメボタルの光跡に少々お化粧をしてみたらこうなりました。こうなると今度は背景のごちゃごちゃ感が目立ってきて、なかなかすっきりした写真にはなりません。

ゲンジを除去するくらいなら、最初からヒメボタルメインで構えておくべきだったのです。

 

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ゲンジボタルを撮るのなら F2.8 通しのズームレンズだけでもOK、ヒメボタルを撮るのなら F1.4 の単焦点が望ましい。50mm/F1.4 は所有していますが、24mm、35mm の F1.4 のレンズにはなかなか手が出ません。でもヒメボタルを撮るなら、F1.4 が三本くらいはあったほうが楽しめます。

35mm F1.4   50mm F1.4

 

 

 

スローシャッター・バイブル2 (玄光社MOOK)

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