山岳遭難救助ヘリ、有料化をどう思う
「埼玉県が県の条例で、山岳遭難救助ヘリの出動を有料化するとした」ということを、TVタックルで知りました。金額は1時間5万円ということで、安易な救助要請を抑止したいというのが主目的だそうです。
この金額をどう思います?、ヘリをとばすと100万円は覚悟と聞かされていたので、私は安すぎると思いました。
直感的には安過ぎると思ったのですが、有料化に反対する人も少なくないというのがさらに驚きます。お金のない人は救助できないのはまずいという意見もあるそうです。
海外では、クレジットカード番号を確認して、支払いができないとなれば、救助に飛び立ったヘリが戻っていく場合もあるそうです。救助するヘリも命がけですから、ある意味納得の話です。
個人的な結論は、保険に入っておけ ということだと思います。
私のような低山歩きしかしないような者でも、レスキュー保険に加入しています。
この手の話になると決まって、「入山するなら入山届けを提出しろ」とおっしゃる方がいますが、低山歩きでどこに計画書を出すのでしょうか、途中でルートを変更してはいけないのでしょうか。登山計画書なるものは、山岳部に所属していた愚息が作成していたのを毎度見せてもらっていたので、どのようなものかは知っております。知ってはいますが計画書も入山届けも作成していません。でも、いや、それゆえ、保険には加入しております。
上記のレスキュー保険のよいところは、遭難と認められたら、入山届けを出していなくてもOKというところです。年間の保険料は4000円です。
有料がどうのこうのと四の五の言うよりも、素直に保険に加入しておいたほうがいいです。
山岳遭難は自分ごと 「まさか」のためのセルフレスキュー講座 (ヤマケイ新書)
- 作者: 北島英明
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
セルフレスキュー (ヤマケイ・テクニカルブック登山技術全書)
- 作者: 渡邊輝男
- 出版社/メーカー: 山と溪谷社
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る