道楽者の詩

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那岐山と後山にはさまれた袴ヶ仙はイノシカクマに加えマムシにも注意

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コルセットを巻いて腰のケアをしながら、県内の山を登っております。中国山地の標高は概ね1000m前後と、比較的低いながらも特に東中国地域はクマの生息が多数確認されており、厳重警戒地域です。岡山県内でのクマの確認は、県東北部の美作市がもっとも多いのです。

 

今回はその美作市(旧勝田郡勝田町)の袴ヶ仙に登ってきました。標高は930mと1000mにも満たない低山で、登山口からの標高差は550mです。地域的にはイノシカチョウならぬイノシカクマへの注意は必須ですが、10月になっていてもマムシへの注意も必要でした。

 

登山ルートはいくつかあるのですが、初めての今回は比較的メジャーなルートを選びました。東斜面の谷筋を登って八合目辺りから尾根筋に取り付くルートです。道標のおかげで道迷いは少ないでしょうが、少々息苦しい谷筋歩きでした。県南にある龍の口山の、四御神側からのバリエーションルートである水落登山口、谷口古墳登山口からの谷筋ルートに似た感じです。

 

道中にはいくつかの特徴的は大きな岩があります。こちらはゴリラに見えましたが、名前はオオカミ岩。そのほかカエル岩とか、烏帽子岩があります。

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袴ヶ仙は地理的には、県内最高峰の後山と、標高は県内4位ですが人気は1位と思われる那岐山の間にあります。袴ヶ仙山頂からはどちらも確認できます。

那岐山と後山は、どちらが高いか、どちらが立派な山か、それぞれの地元ではお国自慢を繰り広げていたという話を聞いた事があります。察すれば、その間にある袴ヶ仙は肩身が狭かったかもしれませんが、どっしりと末広がりの山容の袴ヶ仙は楽しめる山でした。