道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

使わないギアをどうしましょ、カラビナ20個 ほか

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常時携行品

 

ロープだのスリングだのカラビナだの、いわゆるクライミングで使用するギア類で、常時持ち歩いているのは下記だけです。

・細引きロープ 5mm径 10m

・細引きロープ 5mm径 280cm (セルフビレイ、立木の支点)

・フラットスリング 150cm (簡易チェストハーネス)

カラビナ サブゲート環付HMS (ビレイ、ムンターヒッチで下降器の代用)

カラビナ 環付変形D 2個 (セルフビレイ、ガルダーヒッチで引き上げ)

 

通常は一人で行動しているのでめったに使うことはありませんが、いざというときにはちょっとしたことは出来るので安心のために持ち歩いています。

 

 

問題はそれ以外の使っていないギア類です。

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ロープ & ハーネス類

写っているだけで、カラビナは16個、スリングが5本、ハーネスと8mmロープ20m。他にも同じ銘柄で色違いのロープがあります。要は8mm径20mのダブルロープが2本あるということ。30mは重くて扱いにくかったので売り払いました。

 

数年前、滝に行っていた頃に買い揃えたものですが、現在では全く使用しておりません。売っても大した金額にはなりませんし、腐るもんじゃなし、しばらくは保管しておきます。ロープはいずれは犬の散歩用に、カラビナはアクセサリーになりそうな気がします。

 

 

ところで最近はアマゾンで格安のカラビナが売られています。12kN と記載されたカラビナは、お値段は格安ですが、強度不足なのでクライミングなど命を預ける道具として使用してはいけません。最低でも22kN以上を保証された、ブランド品を使用すべきです。それ以外はアクセサリーとしてご利用下さい。アクセサリーならば、環付でないほうが使いやすいです。

 

「N(ニュートン)」とは力を表す単位でして、一昔前はkgf(キログラム重)という単位でした。個人的には kgf のほうが直感的でわかりやすいのですが、現在はNに統一されているようで、1kgf=9.8N ≒10Nとなります。kgは重さ、kgfとNはその物質が重力加速度を受けて持ち得る力を示します。

人間は10kNの力を受けると瀕死、14kNで即死になるといわれています。言い方を替えると、「体重が100kgの人が10m自由落下すると瀕死、14m自由落下すると即死」となります。詳しくはこちでお勉強できます。

matome.naver.jp

 

 

 


クライミング道具学|カラビナの使い方と種類

 

 


カラビナの危険性を知っていますか? クライミング用具の基礎知識

 

 

数あるカラビナのうち私の好みはブラックダイヤモンド(以下BD)のポジトロンとナイトロンです。ワイヤーゲートのニュートリノは軽くていいのですが、ゲート部分のくぼみが出し入れのとき引っかかりやすくてわずらわしいですので、使用していません。最近はBDの製品は品薄なのか、手に入りにくいですね。

 

モンベルで取り扱っているトランゴは、製造元はロックテリクスと同じようです。変形D型だと、微妙にBDのポジトロンが使いやすいです。下部の曲がり具合が、トランゴのビームはBDのポジトロンに比べて鋭角なので、テープスリングとの相性が気になるところです。

そういや、モンベルにグリベルのカラビナが置いてありました。重いですが、下のサブゲート付カラビナもよい製品です。

 

 

 

より高級な操作感を望む場合は、マムートやペツルがいいです。高級感を感じます。