道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

アコースティックギター 木目と音の話 #7

The Bristlecone

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これはファクトリーメイドのギターではありませんで、個人製作家による手工ギターです。

Blanchard Guitars- Custom Handmade Acoustic Guitars

 

トップの材はイングルマンスプルース。カナダ南部で採れるスプルースで、シトカスプルースに比べて幾分柔らかいので、トップの変形にも多少は気を使う必要があるといわれています。見た目としては、個人的な好みではこのイングルマンはかなり好きな木目です。

 

サウンドは、作り方次第というのはあるのですが、レスポンスが良く柔らかめ、いわゆる甘い音で、ド~んというパワーは無いほうだと思います。プレイスタイルとしては、ピックでかき鳴らすのではなく、フィンガースタイルに向いたサウンドではないでしょうか。

 

実はこのギター、某プロギタリストに弾いてもらいまして、目の前でそのサウンドを確認しました。気持ちのいい音がしてまして、表現の幅もかなりあったように記憶しています。しかし、残念ながら自分ではそのようなサウンドを出すことが出来ていません、ポテンシャルを引き出せないでいます。「音の良し悪しは弾き手次第」ということを知らされたギターです。

自分が使うときには、リードギターで使うといい感じなんですね。製作者は歓迎してくれないでしょうけど。。。