シリオ302 靴擦れで酷いめにあった 熊山初詣
昨年は、3~11月の間で34回登った熊山に、初詣に行ってきました。新調したシリオ302の慣らしも意味も含めて、2週間ぶりの山登りです。いくらか体がなまっていたかと思いきや、だいたい90~100分かかる道のりを85分で登れていました。帰りは通常70分はかかるところ、55分でした。
靴がよかったのか?、いいえとんでもない
右足のかかとには直径2cmの大きな水ぶくれができるほどの靴擦れで、痛い目に会いました。とりあえず皮をむいて乾かしていますが、少々痛いです。靴擦れの経験は、もう数十年以上ありませんので、ホントに参りました。どうも右の靴が足よりも大きくて(ブカブカしていて)、しっかり縛っても右足のかかとが靴の中で遊んでいる状態です。
常套手段といわれる靴下での対応はしたくないので、かかとに敷物を入れるか、甲からハンカチのようなもので押さえるかしないといけません。中敷を交換することも検討していますが、出費は極力抑えたいです。
どうもこのシリオ302って言う靴は、実際に使ってみないとわからないのが情けないのですが、あまり程度のよいものでは無いという気がしてきました。まだ一日しか使っていないので断定的なことはいえないのですが、少なくとも私の印象はよくないです。
・アレだけ試着して、靴擦れが出来るような靴は粗悪品と思いたい。
・ビブラムと称している靴底は、モンベルのトレイルグリッパーに比べて安心感は低い。靴底パターンの問題かもしれませんが、少なくとも岩の上でのフリクションはモンベルのほうが上、安心感が違う。積極的に岩を避けて歩かないと怖い。ぬかるみには強そう。
・甲の部分と本体につながる蛇腹の部分にはゴアが使用されていないようで、雨が降ったら靴の中に上から浸水しそう(タイオガブーツはそんな手抜きはしていないようだ)。
・靴底はそこそこ硬いが、上の部分は結構柔らかいのでバランスが悪い。靴底と足が一体化しないので気持ち悪い。
二万円近く出して買ったのに、こんなに満足できないなんてちょっとショックです。そうしてみるとモンベルのタイオガブーツはちょっと重いけどまじめに作ってあるというか、コストパフォーマンスはよい靴だと思います。モンベルの二万円の程度の品質の靴を買おうとしたら、三万円は出さないといけないのかもしれません。
ザックの場合は買って、試して、売って、とお試しができるのですが、靴の場合はそうは行きません。ちょっと気に入らないからといってやすやすと手放す事はできません。少し工夫してみようとは思いますが、それまでの間くたびれてしまったモンベルのクラッグホッパーには復帰してもらわねばなりません。
ただ、一度ケチがついたらあまりいい結果にはなりそうもない気がします。