道楽者の詩

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冬山(雪山)のザックは夏のザックとは別に用意、私はテルスフォト40

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贅沢といわれたらそれまでですが、冬に使うザックは夏のザックを流用するのは難しいです。

 

夏(春~秋)のシーズンはグレゴリー Z35を薄くパッキングすることで気に入って使っています。冬になると防寒着が、雪になると防寒着に加えアイゼン・ピッケル・ワカンなどの足回り品が必要になってきます。前面にギアの取り付け装備のないザックは積雪期は使いにくいです。

※ 無積雪日帰り用は、グレゴリー Z35からオスプレー ストラトス26に変更しました。

 

日帰り用とはいえ無雪期と積雪期では荷物がかなり異なりますので、ザックはそれぞれ別々に用意しておくべきだと実感しました、生意気にも。じゃあ、積雪期用にはどんなザックがいいのでしょうか?、一般的にはアルパインザックと呼ばれるザックか、場合によっては縦走用と言われる40Lくらいのザックが選ばれることが多いでしょう。

 

実は私は夏(春~秋)のシーズン用のザックほかに、カメラザックとしてノースフェイスのテルスフォト40を使用しています。元来道具は丁寧に扱う私ですが、カメラザックはそこそこ乱暴な使い方になってしまいます。そこで予備として、時間を掛けて格安の中古を探していました。ある時、カメラを収納する部材を紛失したテルスフォトを見つけて、超々格安で入手する事ができました。

テルスフォト40というのは最大三段に仕切れます。上・中・下の各段は、上中・下とか上・中下と二段にする事も、まとめて一気室にする事もできます。上段は上からのアクセスになりますが、中・下段は両サイドからアクセスができます。中段、下段へは素早くアクセスできるということです。おまけに背中には三脚を装着する2本ベルトでワカンを簡単に装着できます。さらにはスノーシューも、三脚装着用のベルトで縛り付ける事ができます。

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これらを総合すると、上の写真のように、アイゼンほか濡れ物は下段、防寒具関係は中段に、食料・飲料・その他は上段に収納し、ワカンやスノーシューは背中のベルトに括りつけてやれば、冬山・雪山日帰りザックの出来上がりです。各サイドに二本あるコンプレッションベルトをしっかり締めてやれば薄くパッキングできますので、担ぎやすさもOKです。

あえて問題を挙げればザックの重量です。カメラ機材を収納する部材を取り外したザック単体で約1800gです。しっかり丈夫に作られているとはいえ 300g くらいはメタボです。その分自分が減量すればいいじゃないかってのは、う~ん、なかなか気が回らないね。

 

私としては雪のある山に行く時は、最低二気室あったほうがいいと思っています。濡れ物とそれ以外ということで、下段に濡れ物を収納したいと思っています。そういう意味で、ミレーのサースフェー40、モンベルではキトラパックあたりがいいかなと思っていました。もちろんオスプレーの雪山用ザック、コードやその後継のキャンバーもいいですね。

加えて荷物へのアクセスを簡単にするための工夫がされているものがいいでしょう。厚手の手袋をはめていると、上から突っ込んで手探りで取り出すというのは大変なのです。サイドオープンのような大きく開いてアクセスできるザックが、使いやすいです。

 

私はたまたま格安で入手できましたが、テルスフォト40をまともに買おうとすると結構なお値段です。これから入手をお考えでしたら、ミレーのウビック40かオスプレーキャンバーがよいのではないかと思います。

オスプレーキャンバーは背中全体がバコッと開いてなかなか使いやすそうなザックです。ロープロのカメラバック「フリップサイド」と同じような仕掛けです。あの安物っぽい丸ワッペンが廃止されたので、私としても使いたいなという気持ちが湧いてきています。

当面は日帰り雪山用のザックとしてはテルスフォト40を使うことにしますが、新たに購入するならオスプレーキャンバーを使ってみたいですね。

 

 

 

 

二気室、40L というと無積雪期の避難小屋泊の縦走用としても兼用できそうです。そういう意味では縦走用と言われるオスプレーケストレル(男性用)/カイト(女性用)なんかも有効に活用できそうな気がします。雪山にどっぷりとのめり込む予定がないのなら、雪山専用のザックを入手するというのは躊躇してしまいます。もしそのような懸念があるならば、ケストレル38、カイト36というのは賢明な選択かもしれません。