「みまさかの山30選」、残り一座でかかったリーチはドラ単騎
2005年 たまたま登った日名倉山の道中から、旧東粟倉村を望む
世間には「なんとか百選」というのがいっぱいありまして、それを目指して精を出されていらっしゃる方も多いと聞きます。なんとか百選の対象は「日本全体」というのが一般的で、滝でも山でも「日本百選」というのがあります。ほかにも棚田、ため池、温泉、朝日、もう何でもでもありです。山の場合は二百選、三百選、新百名山、花の百名山、中国地方百名山まであるようです。 日本百選 都道府県別データベース
しかし一般人にとっては日本全国を対象にした「百」を巡り歩くのはちょっときつい。そこで「おかやまの山百選」というのがあるのを知って、リストアップされた山々を確認しました。「岡山・広島には登るべき山はない」とまで評された「岡山」で百選を選ぶのはさぞご苦労なことだったでしょうが、個人的にはこちらも少々ムリがあるという印象を持ちました。残念ながら、興味を持つには至りませんでした。
- 作者: 福田明夫(岡山県勤労者山岳連盟),守屋益男(岡山県勤労者山岳連盟)
- 出版社/メーカー: 吉備人出版
- 発売日: 2014/03/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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でもはじめのうちはお手本とか指針があったほうがいいと思い、どこに登ろうかといろいろさがしているときに知ったのが「みまさかの山30選」でした。数や地域が適切なので内容を確認しましたところ、これでさえかなり厳しい、成功イメージが沸いてこないというのが第一感でした。マイナーな山も多いので、ソロで全てのピークを踏破して回るのはかなり大変だと思いました。
それでも登れそうな山から順番に登って行き、ヤケクソで登頂したマッコウで勢いがついて、先日神南備山と二上山の二座を一日で登って残すところあと一座となりました。でも、ドラ単騎のような難儀なリーチです。残るピークは往復12km(約7時間強)のスノートレッキングでないと到達は無理だと言われる積雪3mの恩原三国山南峰です。
北峰なら無雪期でもなんとかなりそうなので、姑息にも雪が降る前に北峰に登って終わりにしようと思っていました。北峰は鳥取県に位置しますが、完登証明書が欲しくて登っているのではないのでまあいいやと思っていました。
ところが準備の一環として道路状況を電話で問い合わせると、登山口へアプローチする林道はかなり手前で土砂崩れのため通行止めになっているということでした。歩いて越えることはできるようですが、熊が出没すると言われる片道8kmの林道をこの時期に歩いて往復するのは少々厳しいので、来年にまわすことにしました。
2017年 那岐山西ピークにて
ということで、この冬期、スノーシューを入手して南峰に到達できれば完登になるのですが、知らないところを一人でスノートレッキングっていうのはどうなのかな。でもここまで全部ソロだったので、どうせなら最後までソロにこだわってみたい気がしています。
みまさかの山30選
1.若杉原生林
2.後山、駒の尾山
3.日名倉山
4.袴ヶ仙
5.那岐山
6.マッコウ(三原山)
7.矢筈山
8.天狗寺山、鳥山
9.神南備山
10.二上山
11.三十人ヶ仙、天狗岩
12.角ヶ仙
13.泉山
14.恩原 三国山
15.伯州山
16.岡山県立森林公園
17.三ヶ上
18.花知ヶ仙、妹山
19.富栄山、大空山
20.霰ヶ山
21.雨乞山
22.津黒山
23.櫃ヶ山、星山
24.摺鉢山、三坂山
25.蒜山三座
26.皆ヶ山、二俣山
27.三平山
28.朝鍋鷲ヶ山、金ヶ谷山
29.毛無山
30.耳スエ山、一城頭
位置は下記のリンクを開いて確認してください。