みまさかの山 30選 コンプリート
何かにつけて100選とかベストテンとか掲げたがるものですが、最後のほうは多少無理があるんでないかと思われるピースも入っているものです。要は、数合わせが優先されている場合も少なからずあるじゃないかと感じています。
加えて持続力・持久力が乏しい私にとって、コンプリートするのに「100」は多すぎます。
深田久弥に「登る山がない」と評された県のひとつである岡山でも、一人前に100の山が列挙提案されたガイドブックが発刊されています。自分なりに賛同できるかどうか確認してみたのですが、どうも素直に同意できるところばかりではありませんでした。
でも初心者にとっては何らかの指針は欲しいものです。いろいろと「指針」を模索していたときに、「みまさかの山30選」という指針を発見しました。
どうやら有志による選定のようですが、個人的には妙にその趣旨に賛同できました。ということで、選者を信じて、これをひとつの指針にして、県北(主に中国山地)のピークを目指してみることにしました。そして最後に残っていたのが、スノートレッキングでないとたどりつけない恩原三国山南嶺です。
そして先日、何とか最後のピークにたどりつけましてひとつの目標を「めずらしく」達成することができました。30のピークは、調査も行動も全てソロでした。いろいろ不安はありましたが、怪我がなくてよかったです。
山歩きは素人・門外漢の私ですが、それなりに楽しめましたし、選者の意図も少しは理解できたような気になっています。
ピークからの眺望という観点では、伯州山・泉山・富栄山・毛無山・三平山・下蒜山・櫃ヶ山に強い印象があります。単にピークにたどりつけたという感激は、マッコウ(三原山)・妹山・三国山、難易度の高さを含めてベスト3ではなかったかと思います。