滝の写真 No.7 兵庫県 扁妙の滝
扁妙の滝は二段で総落差60mくらいの滝です。後に聳える山の標高はあまり高くないので、水量に関して難があることは残念なところです。
上の写真はいわゆるスローシャッターで撮影していません。ではなんとなく撮ったポン出しなのかといわれたら、実はそうでもありません。滝撮影に関しては、いくつか気にしていることがあります。そのひとつがシャッタースピードです。大まかな分類をすると、
1.1/100sec. 以下 : めったに使わないが、水滴を止めたい時
2.1/10~1/15sec. : 躍動感を出したいとき
3.1~1/4sec. : 一般的なスローシャッター
4.2sec. 以上 : 水量が十分なとき、白布のような仕上がりを期待したいとき
注)1/30sec. 前後は避ける。
上の写真の撮影時は水量が少なくて、水しぶきが飛び跳ねていました。スローシャッターで撮ってもあまりいい事になりません。このようなときには、1/13sec. 前後で撮れば躍動感が感じられる絵になる場合があります。後で見返して、よいと思えばにんまりします。ダメと思えばスルーしましょう。
さて、水量が少なくて落差があるとなれば、氷瀑が期待できます。アクセスは比較的楽なので、氷瀑だけでなくその氷瀑目当てのアマチュア写真家が集うことでも有名です。
氷瀑が地元新聞に載ると人が一気に増えますので、その直前が理想的です。でも調査が大変なので、後からの方が楽ともいえます。私は知り合いのブログに載ってからです。