道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

モンベルのウインドシェル、ULストレッチウインド/ウインドブラスト/ODジャケット

f:id:Bluesboy:20190602172318j:plain

モンベルのウインドシェル 5着

ウインドシェル(ウインドブレーカー)を一着新調しました。ULストレッチウインドパーカーをアウトレットで購入しました。ウインドブレーカーとしては、これで5着目です。上のような写真を見せると、愚妻からは「同じようなものばっかり!」などと思いっきり叱られそうです。

 

ウインドシェルというのは、風除けの防寒目的で、それ自体には保温機能はありません。ですので家の中で着ていても暖かくなるものではありません(多少は違いますが)。

 

モンベルのウインドシェルは、夜光タイプを除いて大きく分類すると4種類あります。

f:id:Bluesboy:20190602174159j:plain

モンベルのウインドシェル

 

 

いわゆる「ウインドブレーカー」として最も一般的なのはウインドブラストです。私も常時携行していまして、一般的な使用については特に問題は感じません。しっかりした防風機能です。

ウインドブラストを基準として他の製品の違いを簡単に説明すると、

 

1.ODパーカー/ジャケット

70デニールの素材の手触りはツルツル感がなくて、やや綿のような感触でナイロンぽくありません。それでいて丈夫で、少々のヤブを漕いでも大丈夫です。滝に行く時は専らこれを使用しています。シルエットはウインドブラストと同じく、インナーに何か着ても大丈夫なように余裕があります。風が強すぎると多少ばたつきます。

 

2.UL ストレッチウインド

ウインドブラストが40デニールなのに比べ、こちらは12デニールとかなり薄めです。少々透けて見える感じです。パタゴニアのフーディニが15デニールといいますから、同じようなものと考えていいでしょう。

特徴は、やや絞ったシルエットで、強風でもばたつきませんが、中に厚手のものを着ると多少きびしい。例えば厚手のフリースのクリマエアの上に着ると、ウインドブラストでは全く問題なくても、ストレッチウインドは伸縮性があるといってもパツパツです。

防風性は、通常では実用上問題ありませんが、条件が厳しくなるとウインドブラストよりは明らかに風の影響を受けます。簡単に言えば、冬場にはウインドブラストのほうが使い勝手がいいでしょう。

 

3.EXライトウインド

デニールの素材は完全に透けます。透湿性も有しているとのことで、重量重視のランニング用ではないでしょうか。ポケットは収納用だけで、一般的なポケットさえない、割り切ったデザインです。

 

4.ライトシェル

ソフトシェルに分類されていますが、ウインドブラストに薄い裏地を施したものです。案外暖かいです。

 

 

 

私は主にウインドブラストを使用しています。ただウインドブラストを年間を通して使用していると、場面によっては注文が出てくる場合があります。 

 

注文が出る場合その1:

狩猟期間中のアウター(ウインドブレーカー)の色は、赤~オレンジ色が好ましい。アッパーの色に関しては、極力鮮やかなブルー系を好んでいました。しかし狩猟期間中のアウターに関しては一考したほうがよさそうです。

私の所有していたウインドブラストはアウトレットの残り物の緑色。でも緑はよくないと納得したのは購入した後で、仕方がないのでオレンジ色のウインドブラストをアウトレットで追加購入しました。

 

注文が出る場合その2:

ついつい探検してみたくなる冬場の低山のヤブ山。ウインドブラストの生地は、一般的な使用であればそこそこ丈夫といえるのですが、トゲや木の枝に引っ掛かるとカギ裂けを覚悟しないといけません。そんな日は最も丈夫な生地のODパーカーを使用します。この生地はナイロンの感触ではなく、厚みは70デニールと最も丈夫、これでダメなら諦めましょう。

特に滝行脚のときは常用していました。少々のヤブなら突進しても大丈夫でした。二年以上酷使して肘辺りが擦り切れて破れてしまったので、現在使用しているのは2着目です。

 

注文が出る場合その3:

スノートレッキングの場合、ウインドブラストでは物足りません。雪といえば、一般的にはハードシェルが推奨されますが、私の住む地域ではレインウェアでもちょっとオーバースペックではないかといわれます。念のためにレインウェアは携行していますが、行動時はソフトシェルのほうが楽で都合がよいです。という事情で、ウインドブラストの裏地に保温用の薄い裏地を施したライトシェルパーカーを使っています。

商品カテゴリーとしてはソフトシェルに分類されていますが、ウンドブレーカーに準じるものと考えて差し支えないと思います。

 

注文が出る場合その4:

ウインドブラストはサイズ的に余裕があるので、風に吹きつけられると多少バタバタしてしまいます。特に夏場に着ている物は薄いので、ウインドブラストより薄い生地で、もう少しタイトなシルエットで、ばたつきの少ない物が欲しいと思っていました。同じウインドブラストでのサイズダウンだと辛い場合、この注文に応えてくれる製品が、ULストレッチウインドです。生地の薄さはかすかに透ける程度、ポケットやドローコードなどの機能の省略はなく、それでいて少々タイトでストレッチ性のある作りです。パタゴニアのフーディニジャケットに準じる仕様です。

ULストレッチウインドは「超軽量」に分類されているので、最初はランニング用かと思って敬遠していましたが、案外そうでもありません。

 

 

「超軽量」には、ULストレッチウインドの他に最軽量のEXライトウインドがあります。これは、ポケットや裾のドローコードが省略され、さらに生地はスケスケ(濃い色の場合は必ずしもそうでもない)。また最新モデルでは、行動中にベンチレーションができるように、脇の部分に換気口があります。

そこまで軽量にこだわっているのは、歩き(登山)というよりはランニングに特化しているという印象を強く受けます。使ってみないと気がすまない(判らない)私ですが、たぶんEXライトウインドを必要とすることはないと思います。

 

 

所有している5着のうちライトシェル以外はすべてモンベルのアウトレットで購入しています。多少なりともお安く入手できます。前々モデルのEXライトウインドのアウトレットでの価格は6000円台です、値段で躊躇されていた方には特にお勧めです。

モンベルアウトレット|(超軽量ウインドブレーカー)

 

ただ、モンベルの衣類は他の登山者と被りますので、それだけは覚悟しておいたほうがいいです。

私の場合は、ザックを除いて全身モンベルと開き直っています。さらに、人の少ないところへ行っていますのであまり問題になりません。一番やばいのは中途半端に人が多いところ、多すぎるところでは被りすぎて気になりません。

 

 

またこんなに何着も買うのなら、巷で高評価のパタゴニアのフーディニジャケットとか、オシャレなノースフェイスのウインドブレーカーを一枚買ったほうがよいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

bluesboy.hateblo.jp

 

bluesboy.hateblo.jp