道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

滝の写真 No.15 岡山県 塩谷の滝

f:id:Bluesboy:20181001183825j:plain

塩谷の滝

塩谷の滝は落差15mの小さな滝で、皆様にお勧めできるような滝ではないのですが、個人的に強烈な印象が残っています。というのは、比較的美形の滝姿と、反面周辺の景観があまりにもボロボロだったこと。なおかつ滝までの道のりがあまりにも酷く、何度転んだか分らない、何度メガネを飛ばされたか、帽子が引っ掛かってしまったか、何度トゲトゲトラップに絡まれたことか、とにかくムチャクチャ酷かった。後から見返せば、たいした距離ではありませんが、何度泣きそうになったか分りません。

位置的には津山の黒沢山の北の谷、以前はその谷から黒沢山への道があったようですが、現在は完全ヤブ化しています。

 

帰途で分ったことですが、あまりにも酷い沢沿いの道は、左岸に大きく巻く道ができていました。分っていればこんな苦労はなかったでしょうが、強烈な印象もなかったことでしょう。滝の感動は、苦労の大きさに比例します。

 

f:id:Bluesboy:20181001183823j:plain

塩谷の滝 の前の 倒木

 

決してお勧めできないロケーションです。

www.yamareco.com

 

滝の写真 No.14 岡山県 大沢の滝

f:id:Bluesboy:20181001181809j:plain

大沢の滝

 

大沢の滝は落差30mの美しくも妖艶な滝です。あたりは訪れる人もなく、当然まともな道はないといってもいってよいでしょう。

穴針川の沢沿いを歩くので迷うことはありえませんが、ヤブコギ、沢くだり、トラバース、崖くだり、岩登り、そして安全なルートファインディング、危険とまではいわないまでもいくつかの困難を乗り越えていかなくてはなりません。ワイルドです。。。

 

www.yamareco.com

 

実は以前はまともな生活道がありました。昭和40年代以前といいますから、50年前の事になりますが、この川沿いには穴針という集落が、さらに下流には信という集落がありました。しかし今から50年前の1968年、新成羽川ダムの完成によって集落の一部はダム湖の底に沈み、最終的には残った数軒程度の2つの集落は消滅してしまいました。辛うじて、現在も「生活道の痕跡」や「屋敷跡の石垣」を確認することができます。

 

詳しくはこちらをどうぞ

 

 

滝の写真 No.13 岡山県 下の谷の滝(上の滝と下の滝)

f:id:Bluesboy:20181001174858j:plain

下の谷の滝(上の滝)



f:id:Bluesboy:20181001174901j:plain

下の谷の滝(下の滝)

 

新見市千屋、下の谷は「しもんだに」と発音する谷で、この谷にはそこそこの滝が二本かかっています。下の滝は上段20m・下段6m、上の滝は上段2m・中段18m・下段4mです。

 

現在私は単純に、上流にある「上の滝」、下流にある「下の滝」と呼んでおりますが、そこに落ち着くまでにはややこしい事情があったようです。

 

地元の数人の方に尋ねたところ、「下の谷に滝があるのは聞いているが、行ったことのある人は少ない、滝が一本か二本かは気にしたこともない」ということでした。いろいろな人の話や情報を要約してまとめると、概ね下記のような感じになりそうです。

元々は、下流からアクセスして山作業に従事される林業関係者の方々が下の滝の知り、それを「下の谷の滝」と呼んでいたようです。「上の滝」の存在を知る人がいないわけではなかったようですが、たった400m上流の滝に行きつくアクセスは非常に困難で、一部の人の間で「幻の滝」と呼ばれていたようです。上流の「幻の滝」は、よほどの探検好きでないと見ることはなかったようです。

ところが、温泉施設、キャンプ場、スキー場が整備されていき、ついには花見山への登山道から分岐して、「幻の滝」と呼ばれていた「上の滝」への滝見道が整備されました。いや、されてしまいました、と表現したほうがいいのかもしれません。

「下の滝」へのアクセスは、私が訪れた春先は問題ありませんでしたが、草木が茂ってきた時期に訪れた友人は、大ヤブで非常に困難だったとぼやいていました。結果として、温泉施設やキャンプ場からスタートでき、登山の途中にも立ち寄れる「幻の滝」へのアクセスのほうが、「下の滝」へのアクセスよりも楽になりまして(と言っても、スキー場、登山道、滝見道を歩いて一時間程度)、多くの方は「下の谷の滝=上の滝」と認識するに至りました。

 

私が訪れた時、スキー場のふもとにある温泉(いぶきの里)では案内マップを配布していました。それには「下の谷の滝」という記述が「上の滝(幻の滝)」の位置に記載されていました。温泉の従業員は上述のような事情は全く知らないようで、説明は要領を得ませんでした。説明を求めた方が悪かったかも。

あれから10年近く経ちました、今ではどのような認識になっているのでしょうかね。

 

www.yamareco.com

 

結局のところ、両方の滝に行くのよほど滝に目的か執着がある者だけのようです。