モンベルで使った100万円、気に入っている製品はこれ
モンベルのダイヤモンド会員の私は、モンベルで100万円以上の買物をしたということです。その100万円の中で気に入っているものを紹介します。すべての皆様に当てはまるわけではありません、あくまでワンデイハイカーの私には都合がよかったということです。
順番をつけるのは困難なので、三段階のランク松・竹・梅にグループ分けしてみます。ランクとは「気に入り度」という程度の意味で、使用頻度はどのアイテムも非常に高いです。
ランク 松
・ウインドブラストパーカ
年間を通じて無雪期は、携行か着用しています。ウインドシェルは他にも選択肢は沢山あるのですが、ポケットの数や雑に扱ってもしわにならない「機能と扱いやすさ」を考慮すると、これが一番使いやすいです。
欲を言えばもう少しタイトであればと感じています。タイトなストレッチウインドは丈と腕が短く、静電気が激しい。それと色に関してはも、もう少し何とかならないかと思っております。着ていて恥ずかしくなるような配色は論外として、好みの色を着用できるようになって欲しいなと思いますね。
ネットで絶賛されているパタゴニアのフーディニは、デザイン的にはよさそうですが、両脇にポケットがないので個人的には対象外です。機能的にはウインドブラストで満足しています。
・ULサーマラップジャケット
いわゆる化繊中綿のインサレーションです。買って一年間はほとんど使わなかったのですが、二年目からはフル稼働です。使える場面は多いです。
普段着としても、中間着として行動中も、一時的な防寒のためにアウターの上にでも、雪山ハイクの休憩中にはレインウェアの上に着る事もあります。生地の滑りが良いので、フリースに比べて重ね着が楽です。軽いのでザックに詰め込んでおいても苦にならないです。
パーカータイプのフードはヘルメット対応ということで、私の使用目的からするとちょっと大きいのが残念な点です。ですのでジャケットタイプを使っています。ジャケットタイプでブラックを選べないのはあんまりだと思っています。
・タイオガブーツ
現在使用しているモデルは、前モデルと比べるとソールがやや柔らかくなりました。これは低山ソロハイカーの私にとっては都合がよいマイナーチェンジです。ソロだとどうしても舗装路や林道を歩く機会が増えますので、そのときに楽です。
またモンベルの靴のソール(トレイルグリッパー)のグリップはかなり気に入っています。トレッキングシューズに関しては、ほかのブランドはほとんど気になっていません。
・トレッキングソックス
年間を通じてソックスはこれ一択、厚手のソックスですがもう何足履き潰したかわかりません。寒い時期はメリノウール、暑い時期はウイックロンの総パイルタイプを使っています。ほかにも評判のよい製品はあるようですが、十分満足できているので全く気になりません。
就寝中に足が冷えるということで、電気コタツを使っていた愚妻にメリノウールのウォーキング用を使わせると、コタツが不要になりました。
ランク 竹
・ジオライン シリーズ
1~2月のベースウェアにはメリノウールを使用していますが、それ以外は年中ジオラインを使用しています。現在は山に行く行かないに関係なく、真夏以外は毎日着用しています(買いすぎました)。機能的な使用感は良好なのですが、サイズ感にはちょっと不満があります。肩周りが、Mだと窮屈、Lだとダブつく。
・ウイックロン ZEO
素材はウイックロンとジオラインの混紡だと聞きました。着心地が好きで、春秋にはよく使っています。ベースウェアとしても使えますし、行動着としても使用できます。もちろん普段着としても使っています。
・ストームクルーザー ジャケット USモデル
胴回りが緩くて丈が短いという定説があるモンベルのウェアにしては、フィット感も良く丈も通常モデルよりも長い印象です。またUSモデルにはピットジップが付いているというのはありがたい。
・クリアボトル 500ml
ナルゲンが有名な広口ドリンクボトルですが、ハイクに出る時は毎度モンベルのクリアボトルを使用しています。350ml、500ml、750ml、と3種類持っていますが、圧倒的に500mlの使用率が高いです。
ランク 梅
・トレールアクション パーカ
バラクラバとしても利用できるフードが便利で、スノーハイクでは必ず使っています。性能的には特に問題はありません。
難点としては、ストレッチ性のある生地ではありますが、腕の肘から先の締め付けはあまりにもきつすぎます。破れんばかりに引っ張って伸ばして使っていますが、肘から先の着心地は必ずしも良くはありません。
2年間使った今にして思うのは、ジャケットタイプにしておいて、バラクラバは別途用意した方が首回りがスッキリするなぁということかな。
・クリマエア ジャケット(普段着)
モンベルにしてはややタイトめのシルエット(2019年仕様はややタイト、2020年仕様は緩め)で、デザイン的にも外見も気に入っておりまして、専ら普段着として愛用しています。だったらユニクロでもいいじゃないかと思わないではないですが、クリマエアの方がいいと思います。
山歩きの行動着で使うにはちょっと暑い、通気性はいいのですが風がなければオーバーヒート気味になってきます。暑くなった時に脱ぐことができればまだいいのですが、脱ぐと寒いですからまず無理です。脱いだとしても、ザックに入れるにはかなりかさばります
一枚で済まそうとせず、薄手のフリースの上にベストやインサレーションやウインドシェルを使ってレイヤリングした方が良さそうです。
パタゴニアのR2は軽くて暖かくて良さそうですが、一度試着してみてあまり欲しいとは感じませんでした。
・ストレッチODパンツ 薄手 (M)
・マウンテンガイドパンツ 中厚手 (L)
・マウンテンストライダーパンツ 厚手 (L)
パンツに関してはこの三本があれば、私の住む地域ではオールシーズンカバーできます。全てブラックで統一しています。他にも沢山買ってしまっていますが、今の経験と知識を持ってすれば、パンツの購入本数は 3/12 になっていたでしょう。
モンベルのパンツの中にはブラックを選べないものが少なくありません。全種類、ブラック(せめて無彩色)だけは用意しておいてくれるといいのですがね、定番色をあえて外すのは理解に苦しみます。特にセンスのないおっさんには、トップスと合わせやすい無彩色のカラーが使いやすいのです。サイズはおっさん向きで、カラーはその限りでないというのは、ちょっとね。
ちなみに、ボトムスのウインドシェルとしてはウインドブラストパンツでもいいのですが、レインウェアのバーサライトパンツが軽くていい感じです。
・ヘリノックス LBB-120
雪山ハイクで使用しています。スクリューロックだと使用中に緩んでしまって、いきなりカクンと縮むことがありますが、これはそれがありません。
これまで使っていたダバダのストックに比べて7倍以上の値段には腰が引けますが、一旦買ってしまったら値段のことは気にならなくなります。
モンベルのトップスに注文したいこと
モンベルの製品は、耐久性が低いと言われる場合もあるようですが、耐久性は使い方や使用頻度によるところが大きく、個人的には全く気になっていません。年間100日弱の日帰りハイクをしている私が十分使ってきましたので、他人の評価はあまり参考にしていません。
6年前までは、衣類に関しては興味も見識も全くありませんでした。素材の種類も着心地も全く無頓着でした。トップスは古着屋で一着1000円以内で調達して5〜10年使用、ボトムスはジャージか裏起毛のジャージ、もしくは職人さんの作業パンツでした。
そんな私ですが、山に登りだして衣類が「道具の一種」と認識してからは、考えが一転しました。元来使ってみないと気が済まない性分です、だからつい散財してしまいます。少なくとも使ってみないと相手の言っていることを十分に理解できないし、見識のある説明かどうかも判断できないし、こちらの注文も適切な表現ができません。
高校で山岳部に所属していた息子がよく使っていた「モンベル」は、我が家では一流のブランド品でした。私もそのノリでモンベルの製品に信頼をおいていました。万人向けの、ヤマハ、トヨタ、キャノンを好まない私がモンベルとはこれいかに?、よく判っていなかっただけです。
やっと最近になってモンベルの衣類に関して注文が出てきました。カラーリングとサイズ感(着心地)です。私の使い方では、性能に関しては特に注文なしです。
サイズ感に関しては、特にアウターの腹回りは少しタイトに、丈は少し長めにしてもらいたいと感じています。身幅がゆったりめのサイズ展開をしているアイテムもあるので、レギュラー品は現在よりも少しタイトで良いと思っています。
アウター以外ではジオラインですかね、Mサイズだと肩幅はやや狭くて窮屈、丈も短めと感じています。USモデルのSサイズのメリノウールだと、丈と腕がちょっと長すぎます。大和民族の私にもフィットするジオラインを提供して欲しい。
色使いに関してはちょっと中途半端というか、逆色を組み合わせている場合も多く、閉口することは多いです。使用している人が多いので、現地で被らないよう気を使ってくれているのかもしれませんが、ちょっと厳しいっすよね、特にアウターはね。
せっかくダイヤモンド会員になりましたが、たまにはほかのブランドの製品も試着しに行ってみようという気になってきています
冬道具を片付ける
3月中にもいくらか雪山に行くつもりでしたが、先日の大山でそこそこ堪能できたので、今季はいい気分のままこれで終わりにして冬じまいです。スタッドレスタイヤはすでにノーマルに交換しました。
雪山で使用する専用のウェアやギア類を並べてみるとそこそこありますね。
ウェア
・サンダーパス(アウター、50Dのレインウェアのトップス)
・ライトシェルパーカ(防寒着、40Dのウィンドシェルとメッシュフリースのソフトシェル)
・アルパインパンツ(アウター、50Dのストレッチ性のあるゴアテックス)
・手袋(テムレス、防水アウター、フリースインナー、ジオライン)
・ソックス(メリノウールアルパインソックス、デックシェル防水ソックス)
ギア
・12本爪アイゼン
・6本爪軽アイゼン
・チェーンスパイク
・ワカン
・ストック(ヘリノックス LBB-120)
・ピッケル
これをひとまとめにして部屋の片隅に片付けました。
このうち、スノーシューは軽いタイプか、登坂能力の高いタイプに替えたいです。
トップスのアウターはレインウェアを使っていますが、機能的には問題を感じていません。ただサイズがまったく合っていないので、LからMに替えたいとは思っています。いわゆるハードシェルはカッコいいのですが、完全にオーバースペックで重いだけなので、あまり興味はありません。
ボトムスのアルパインパンツはきっとオーバースペックなのですが、体温調整に有効なベンチレーションがついているのはこれしかないので仕方なく使っています。数回使いまして、機能的には満足しています。行動中に不安になるようなことは少しでも減らしておきたいです。Mサイズを使っていますが、欲を言えばもう少しタイトなタイプがいいなあと感じています。
さらに欲を言えば、ピッケルも首が曲ったBDのスウィフトに替えたいです。これは見かけの問題かもしれません。
それ以外は満足しています、あっ雪山ハイク用のザックはやっぱりあったほうがいいかなと思います。背面がガバッと開くタイプが使いやすそう(カメラバックで使ってました)なので、バックカントリー用のザックがいいのかなと感じています。ヤフオクにウォッチ登録しておきましょう。
それと来季はヒップソリも入手しないといけませんね。