道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

山岳遭難救助ヘリ、有料化をどう思う

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「埼玉県が県の条例で、山岳遭難救助ヘリの出動を有料化するとした」ということを、TVタックルで知りました。金額は1時間5万円ということで、安易な救助要請を抑止したいというのが主目的だそうです。

 

この金額をどう思います?、ヘリをとばすと100万円は覚悟と聞かされていたので、私は安すぎると思いました。

 

www.asahi.com

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直感的には安過ぎると思ったのですが、有料化に反対する人も少なくないというのがさらに驚きます。お金のない人は救助できないのはまずいという意見もあるそうです。

海外では、クレジットカード番号を確認して、支払いができないとなれば、救助に飛び立ったヘリが戻っていく場合もあるそうです。救助するヘリも命がけですから、ある意味納得の話です。

 

個人的な結論は、保険に入っておけ ということだと思います。

 

bluesboy.hateblo.jp

 

 私のような低山歩きしかしないような者でも、レスキュー保険に加入しています。

 

この手の話になると決まって、「入山するなら入山届けを提出しろ」とおっしゃる方がいますが、低山歩きでどこに計画書を出すのでしょうか、途中でルートを変更してはいけないのでしょうか。登山計画書なるものは、山岳部に所属していた愚息が作成していたのを毎度見せてもらっていたので、どのようなものかは知っております。知ってはいますが計画書も入山届けも作成していません。でも、いや、それゆえ、保険には加入しております。

 

上記のレスキュー保険のよいところは、遭難と認められたら、入山届けを出していなくてもOKというところです。年間の保険料は4000円です。

www.nihiho.co.jp

 

有料がどうのこうのと四の五の言うよりも、素直に保険に加入しておいたほうがいいです。

 

 

 

 

スマホアプリ 山歩き用のマップアプリはこれ

山歩きでは、一般に紙のマップ(地形図)とコンパスが必携といわれています。マップとコンパスがあれば方向は分るのですが、正直な話、現在地を把握できる技量のある人はどのくらいいるのでしょうか?、道に迷っていなければ分る場合はあっても、道に迷ったりルートをロストしてしまうと、紙のマップとコンパスだけで現在地を特定できる自信はありません。一番助けて欲しい時に、使えないという状況に陥ってしまうのです。

 

あまり推奨はされていないようですが、現在地を正確に把握できるGPSのほうが優先されるツール(機材)ではないかと思います。GPSがあれば、現在地はどこか、ルート全体のどのあたりか、目的地まであとどのくらいかかりそうか、という情報も算出できると思います。

ガーミンのようなGPS専用機が望ましいのでしょうが、防水対策と衝撃対策を講じておけばスマホでも十分対応可能だと思います。少なくとも紙のマップよりは助かることが多いと思います。

 

 

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FieldAccess

山歩き用のマップアプリで、もっともお勧めできるのは FieldAccess ではないでしょうか。国土地理院の地形図がベースなので、等高線などの最低限の読図能力は必要ですが、小学校で習う程度です。アプリそのものは、比較的シンプルなので私としては使いやすいです。

ちなみに、ログを採っているときのバッテリーの消耗度は、バッテリーの品質にも寄りますが、私の経験でいえば1時間で 10% 弱減っています。

あえて難点を言えば、iPhone でしか使えないことと、データサンプリングの頻度を調整できないということくらいでしょうか。私はこのアプリが使いたいために iPhone を使っているといっても過言ではありません。

840円という料金は、私にとっては親切な価格です。これで高いといわれたら、マップアプリは使わないほうがいいでしょう。機能限定ですが、お試し目的の無料バージョンもあります。

FieldAccess2

FieldAccess2

  • dendrocopos
  • ナビゲーション
  • ¥840

 

bluesboy.hateblo.jp

 

 

ジオグラフィカ

比較的同じようなマップアプリで、ジオグラフィカというアプリがあります。機能的にはこちらのほうが多いような感じですが、私の使い勝手では Field Access のほうが好印象です。好みだとは思いますが、単機能アプリを複数使うのが好きな人と、多機能なアプリ一本で済ませたい人といて、私は前者です。悪いアプリだとは思わないのですが、なんとなくFieldAccess のほうが直感的に使いやすいです。

多少の慣れはあるかとも思いますので、一度ダウンロードして試してみてもいいと思います。私も一度は使ってみまして、今は削除しています。

このアプリは、iPhoneAndroid、両方で使用できるのがよいところです。

ジオグラフィカ | 最強の登山用GPSアプリ

ジオグラフィカ | 最強の登山用GPSアプリ

  • keiji matsumoto
  • ナビゲーション
  • 無料

 

 

 

山と高原地図

 これは昭文社が出している紙のマップのスマホバージョンです。発刊されている地図と同じ単位で電子データを購入する必要があります。一ヶ所500円です。試しに氷ノ山・後山と大山・蒜山の二つを購入してみました。

山歩きに必要な情報が記入されているので一見便利そうなのですが、所要標準時間はかなり個人差があるのであてにはならないし、書き込まれている情報も参考程度で鵜呑みにはしないほうがよいと思います。目の前の現実が全てです。

またこのアプリはバッテリーの消耗が激しいので、山歩きの最中には使用しないほうがよいと感じました。結局買っただけで、実際に使うことはほとんどありません。

山と高原地図

山と高原地図

  • Shobunsha Publications, Inc.
  • ナビゲーション
  • 無料

 

 

 

ヤマレコマップ・ヤマップ

この二つはマップの機能もあるようですがどちらかというとおまけ的機能で、主目的は SNS のひとつとして利用されるアプリだと思います。ですので山の中で使うよりも、山に行く前の準備段階、帰ってきてからの情報交換等で利用するととても有効なアプリ(サイト)だと思います。

私はこのように理解していますので、普段はパソコンの大きなモニターで利用させてもらっています。スマホでは、参考にさせてもらう山行記録を WebBrowser で閲覧しています。

 

YAMAP(ヤマップ)

YAMAP(ヤマップ)

  • YAMAP
  • スポーツ
  • 無料

 

 

 

GPS情報表示 Here.info

いずれのマップを使うにしても、GPS情報はひとつのアプリだけを妄信するのは危険だと思っています。ですので「なんかおかしい、精度が怪しい、大丈夫か」と感じる時は、GPS情報だけを表示してくれる単機能なアプリを使って確認しています。測位できる衛星の数や、上方の開け具合などに寄って、たまにGPS測位が安定しないことがあります。地理的には谷での測位が不安定で、正しく測位できていない事があります。

そんな事もあって、このアプリは位置情報の受信状況良いか悪いかを知ることができるので、使用頻度は低いのですが、持っていると安心できるアプリです。

GPS情報表示 Here.info~大きな文字と音声でGPS情報を

GPS情報表示 Here.info~大きな文字と音声でGPS情報を

  • keiji matsumoto
  • ナビゲーション
  • ¥360

 

 

 財布に余裕があれば、こちらがベストでしょう。