道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

初心者最適 誰でも登れそうな日本百低山

日本百名山というのは有名な百選ですが、そのほかに二百名山、三百名山というのもあります。田中陽希さんが、グレートトラバースとして2年かけて二百名山までは踏破しましたね。2018年には三百名山一筆書きに挑戦するという話も聞きます。

 

 

 

それとは別に日本百低山というのもあるそうです。知らんかった。

どうやら標高1500m以下の山を「低山」としているようです。でも編者によって多少違うようです。

 

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例えば、日本山岳ガイド協会編の日本百低山(幻冬舎単行本)には、時々登る「那岐山」がリストアップされています。しかし、小林泰彦氏編の日本百低山では「那岐山」がリストアップされていません。 決めた人次第なのでしょうが、どういうことでしょう。

 

標高1500m以下ということで、初心者最適、山登りの入門と考えがちですが、普段運動していない人がいきなり登るとえらい目に会うこともありますので注意しましょう。

例えば那岐山の標高は1255mですが、岡山県側の登山口からの標高差は約700mあります。以前那岐山の頂上でヘロヘロになって登ってきた20歳代の若者二人に会いました。「那岐山は登りやすいと聞いてきたのに死にそうです、どういうことでしょうか?」とたずねられました。確かに那岐山は、夜中に歩く事も可能なほど道迷いをする可能性は少ないので、初心者でも登りやすいことには間違いありません。しかし標高差700mというのは、普段デスクワークくらいしかしていない人だと、かなり厳しい標高差で、歩き方を知らない人にとっては決して登りやすい山ではありません。私も一番最初は死ぬかと思いました。

まずは、標高差250~500m程度の山道をゆっくりと歩く練習をしてからトライしたほうがよろしいかと思います。でないと、本来楽しいものが、苦しさしか残りません。

 

愚妻など、いきなり大山に登らされて「死にそうになった、二度と行かん」と申します。気の毒に。

 

いきなりアルプスとか百名山は難しいとしても、手順を追えばこちらなら何とかなりそうです。気候もしのぎやすくなりますので、ひとやま登ってみてはいかがでしょうか。

  

日本百低山 (幻冬舎単行本)

日本百低山 (幻冬舎単行本)

 

日本百低山―標高1500メートル以下の名山100プラス1 (文春文庫)

日本百低山―標高1500メートル以下の名山100プラス1 (文春文庫)

 

01礼文岳(北海道) 

02札幌岳(北海道) 

03チセヌプリ(北海道) 

04名久井岳(青森) 

05梵珠山(青森) 

06姫神山(岩手) 

07源太ケ岳(岩手) 

08泉ケ岳(宮城) 

09屏風岳(宮城) 

10二ツ森(秋田/青森) 

11森吉山(秋田) 

12経ケ蔵山(山形) 

13瀧山(山形) 

14二岐山(福島) 

15志津倉山(福島) 

16神峰山(茨城) 

17吾国山(茨城) 

18二股山(栃木) 

19社山(栃木) 

20鍋割山(群馬) 

21子持山(群馬) 

22四阿屋山(埼玉) 

23伊豆ケ岳(埼玉) 

24大福山(千葉) 

25富山(千葉) 

26日の出山(東京) 

27天上山(東京) 

28御前山(東京) 

29大山(神奈川) 

30明神ケ岳(神奈川) 

31金北山(新潟) 

32二王子岳(新潟) 

33守門岳(新潟) 

34尖山(富山) 

35中山(富山) 

36医王山(石川) 

37大嵐山(石川)

38法恩寺山(福井) 

39西方が岳(福井) 

40石割山(山梨) 

41日向山(山梨) 

42雁田山(長野) 

43守屋山(長野) 

44位山(岐阜) 

45冠山(岐阜/福井) 

46達磨山(静岡) 

47満観峰(静岡) 

48猿投山(愛知) 

49宇連山(愛知) 

50朝熊ケ岳(三重) 

51八鬼山(三重) 

52賤ケ岳(滋賀)

53武奈ケ岳(滋賀) 

54大文字山(京都) 

55大江山(京都) 

56剣尾山(大阪) 

57岩湧山(大阪) 

58虚空蔵山(兵庫) 

59雪彦山(兵庫) 

60高取山(奈良) 

61三峰山(奈良/三重) 

62高野三山(和歌山) 

63真妻山(和歌山) 

64擬宝珠山鳥取/岡山) 

65那岐山鳥取/岡山) 

66三瓶山(島根)

67大万木山(島根/広島) 

68大満寺山(島根) 

69鬼城山(岡山) 

70毛無山(岡山/鳥取) 

71弥山(広島) 

72黒滝山・白滝山(広島) 

73東鳳せん山(山口) 

74寂地山(山口) 

75高越山(徳島) 

76中津峰山(徳島) 

77大麻山(香川) 

78星ケ城山(香川) 

79皿ケ嶺(愛媛) 

80三本杭(愛媛) 

81工石山(高知)

82梶ケ森(高知) 

83宝満山(福岡) 

84犬ケ岳(福岡/大分) 

85天山(佐賀) 

86黒髪山(佐賀) 

87白嶽(長崎)

88普賢岳(長崎) 

89八郎岳(長崎) 

90俵山(熊本) 

91次郎丸岳(熊本)

92元越山(大分) 

93万年山(大分) 

94釈迦ケ岳(宮崎) 

95高千穂峰(宮崎) 

96藺牟田池外輪山(鹿児島) 

97高隈山(鹿児島) 

98尾岳(鹿児島)

99与那覇岳(沖縄) 

100於茂登山(沖縄)

 

祝 LS北見 カーリング日本代表 平昌オリンピック出場決定!!

祝 LS北見 カーリング日本代表 平昌オリンピック出場決定

 

オリンピック出場権を掛けた代表決定戦が、日本カーリング選手権大会で2016年に優勝したLS北見2017年に優勝した中部電力との間で行われました。結果は3勝1敗でLS北見がホームコートで勝利して、オリンピック出場権を獲得しました。

 

www.nikkansports.com

試合内容もさることながら、勝負が確定後、応援団に挨拶をすませたあと、四人から離れた藤澤が一人で中部電力の応援団の目の前まで寄って行って数秒間、数回、頭を下げて涙を流していた姿がとても印象的でした。いろいろな葛藤があったんだろうと思いますが、これを契機にすっきりした気持ちで次のステージで飛躍しもらいたいものだと思います。

藤澤五月がやっとオリンピックに行く、とても楽しみです。

 

 

ロコ・ソラーレ北見は2010年に本橋麻里が「地元に愛されるチーム、常呂の太陽(希望)」を目指して創設したチームです。丸7年かかりましたがとうとうオリンピック出場を果たしました、おめでとうございます。

個人的に、自分の子達と同世代の選手たちなのでなんとなく力が入っていたのでほっとしました。オリンピックでは、このメンバーでのびのびやってもらいたいものだと思います。

 

全試合、くまなく注視しておりました。一敗は喫しましたが、素人目にもLS北見のほうが実力は上でしょう。中でも分りやすかったのはスイープ力。

北海道銀行が選手の大型化を図って近江谷・小野寺・吉村らを獲得し、そのあおりで創設メンバーの吉田(姉)がチームからはじき出されたのはソチオリンピック直後でした。小野寺は吉田(姉)と中学時代のチームメイトで、現LS北見の小野寺コーチの娘です。

当時、世界で戦うには女子であってもパワーが必要とされていました。そんななか、LS北見は身長や体格がなくてもパワーを得るためのトレーニングで吉田(妹)と鈴木は世界大会でも通用するスイープ力を身につけました。このスイープ力は国内では屈指、海外選手からも注目されるレべルだということは、2016年の世界大会で実証済みです。おかげでドローショットの苦手な藤澤にも好影響を与え、藤澤の口からも、スイーパーに対する感謝の言葉はよく聞かれます。

 

次にアイスリーディング。ゴルフで言うグリーンの芝を読むのに似ていますが、1試合を通じて同一の面を使うのが全く違うところです。同一面で、一試合に、敵味方あわせて 8X2X10=160  投げるわけですから、石の挙動はもちろん、お互いの感じ方の交換など、参考にできる情報はゴルフに比べて圧倒的に多いです。ですからそれらを的確に伝えたり察知したりする能力は非常に重要な要素になります。この点、LS北見のコミュニケーションはすばらしかった。各選手にはマイクがつけられているので、会話が全部聞こえてくるからとても分りやすいです。

 

そしてゲームメイキング力。これはほとんど藤澤がやっていて、みんなで相談して決める中部電力とは決定的に異なります。たまに強気が過ぎたり視野が狭くなった時には、スキップの緊張感を知る気配り役でムードメーカーの吉田(姉)の助言が非常に効果的です。ゲーム中、藤澤も吉田(姉)のアドバイスは素直に聞きいれていますし、吉田(姉)が藤澤の下した決断に反論することはまずはありません。

 

中部電力はソチを逃した後、キャプテンの市川が退団し、スキップの藤澤が移籍し、廃部寸前まで追いやられました。それを思えば、良くぞここまで復活してきたとは言えるのですが、メンタル面を含め、相互信頼を礎にした総合力でLS北見の順当勝ちだったといえるでしょう。

 

LS北見(TeamFujisawa)は、2016年の世界大会で準優勝したチームなので、周囲はすぐにメダルがどうしたこうしたと煽り立てるでしょうが、私はこのような安直な報道が大嫌いです。メダルの重みを判っていないにもかかわらず煽るだけのメディアが嫌いです。

私は、是非ともオリンピックを楽しんできてもらいたいと思います。「楽しむ」というのが「観光旅行」ではないことくらい、このレベルの選手はよく知っています。海外視察を隠れ蓑にする代議士先生とは違います。知那美も今回はオリンピックを楽しめるのではないかと思います。