道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

スマホアプリ 山歩き用のマップアプリはこれ

山歩きでは、一般に紙のマップ(地形図)とコンパスが必携といわれています。マップとコンパスがあれば方向は分るのですが、正直な話、現在地を把握できる技量のある人はどのくらいいるのでしょうか?、道に迷っていなければ分る場合はあっても、道に迷ったりルートをロストしてしまうと、紙のマップとコンパスだけで現在地を特定できる自信はありません。一番助けて欲しい時に、使えないという状況に陥ってしまうのです。

 

あまり推奨はされていないようですが、現在地を正確に把握できるGPSのほうが優先されるツール(機材)ではないかと思います。GPSがあれば、現在地はどこか、ルート全体のどのあたりか、目的地まであとどのくらいかかりそうか、という情報も算出できると思います。

ガーミンのようなGPS専用機が望ましいのでしょうが、防水対策と衝撃対策を講じておけばスマホでも十分対応可能だと思います。少なくとも紙のマップよりは助かることが多いと思います。

 

 

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FieldAccess

山歩き用のマップアプリで、もっともお勧めできるのは FieldAccess ではないでしょうか。国土地理院の地形図がベースなので、等高線などの最低限の読図能力は必要ですが、小学校で習う程度です。アプリそのものは、比較的シンプルなので私としては使いやすいです。

ちなみに、ログを採っているときのバッテリーの消耗度は、バッテリーの品質にも寄りますが、私の経験でいえば1時間で 10% 弱減っています。

あえて難点を言えば、iPhone でしか使えないことと、データサンプリングの頻度を調整できないということくらいでしょうか。私はこのアプリが使いたいために iPhone を使っているといっても過言ではありません。

840円という料金は、私にとっては親切な価格です。これで高いといわれたら、マップアプリは使わないほうがいいでしょう。機能限定ですが、お試し目的の無料バージョンもあります。

FieldAccess2

FieldAccess2

  • dendrocopos
  • ナビゲーション
  • ¥840

 

bluesboy.hateblo.jp

 

 

ジオグラフィカ

比較的同じようなマップアプリで、ジオグラフィカというアプリがあります。機能的にはこちらのほうが多いような感じですが、私の使い勝手では Field Access のほうが好印象です。好みだとは思いますが、単機能アプリを複数使うのが好きな人と、多機能なアプリ一本で済ませたい人といて、私は前者です。悪いアプリだとは思わないのですが、なんとなくFieldAccess のほうが直感的に使いやすいです。

多少の慣れはあるかとも思いますので、一度ダウンロードして試してみてもいいと思います。私も一度は使ってみまして、今は削除しています。

このアプリは、iPhoneAndroid、両方で使用できるのがよいところです。

ジオグラフィカ | 最強の登山用GPSアプリ

ジオグラフィカ | 最強の登山用GPSアプリ

  • keiji matsumoto
  • ナビゲーション
  • 無料

 

 

 

山と高原地図

 これは昭文社が出している紙のマップのスマホバージョンです。発刊されている地図と同じ単位で電子データを購入する必要があります。一ヶ所500円です。試しに氷ノ山・後山と大山・蒜山の二つを購入してみました。

山歩きに必要な情報が記入されているので一見便利そうなのですが、所要標準時間はかなり個人差があるのであてにはならないし、書き込まれている情報も参考程度で鵜呑みにはしないほうがよいと思います。目の前の現実が全てです。

またこのアプリはバッテリーの消耗が激しいので、山歩きの最中には使用しないほうがよいと感じました。結局買っただけで、実際に使うことはほとんどありません。

山と高原地図

山と高原地図

  • Shobunsha Publications, Inc.
  • ナビゲーション
  • 無料

 

 

 

ヤマレコマップ・ヤマップ

この二つはマップの機能もあるようですがどちらかというとおまけ的機能で、主目的は SNS のひとつとして利用されるアプリだと思います。ですので山の中で使うよりも、山に行く前の準備段階、帰ってきてからの情報交換等で利用するととても有効なアプリ(サイト)だと思います。

私はこのように理解していますので、普段はパソコンの大きなモニターで利用させてもらっています。スマホでは、参考にさせてもらう山行記録を WebBrowser で閲覧しています。

 

YAMAP(ヤマップ)

YAMAP(ヤマップ)

  • YAMAP
  • スポーツ
  • 無料

 

 

 

GPS情報表示 Here.info

いずれのマップを使うにしても、GPS情報はひとつのアプリだけを妄信するのは危険だと思っています。ですので「なんかおかしい、精度が怪しい、大丈夫か」と感じる時は、GPS情報だけを表示してくれる単機能なアプリを使って確認しています。測位できる衛星の数や、上方の開け具合などに寄って、たまにGPS測位が安定しないことがあります。地理的には谷での測位が不安定で、正しく測位できていない事があります。

そんな事もあって、このアプリは位置情報の受信状況良いか悪いかを知ることができるので、使用頻度は低いのですが、持っていると安心できるアプリです。

GPS情報表示 Here.info~大きな文字と音声でGPS情報を

GPS情報表示 Here.info~大きな文字と音声でGPS情報を

  • keiji matsumoto
  • ナビゲーション
  • ¥360

 

 

 財布に余裕があれば、こちらがベストでしょう。

 

撮り貯めた写真の使い道と保管

写真を撮る目的や使い道は人それぞれ、でもその後の保管はどうしているのでしょうか。誰しも一度は悩むところでしょうが、そんなに多くの目的や管理手法があるわけではないと思います。

 

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撮影の目的は

1.商業用、販売するため

2.コンテスト等に応募する作品作り

3.純粋な趣味で自身の楽しみ

4.思い出作り

 

ほかにもあるかもしれませんが、思いつくのはこんなところ。

商業用はそのまんま、最近は素材としてニーズがあるようでそこそこの小遣い稼ぎにもなるようです。やろうかと思ったことがありますが、根気がないので自分には出来ません。

コンテスト等に応募される場合、明らかに賞を狙っている場合と、とりあえず投稿してみるという場合があります。狙っている人は、事前に選者の好みを調査するなどして、かなり力が入っている場合もあるそうですが、「腕試し」という名目で応募される方も多いようです。いずれにしても「作品作り」ということですので、思わず知らず力が入ってしまうでしょうから大変ですね。

自分の場合は、精神がすさみきっていた頃に、損得勘定や理屈は程々にして穏やかな気持ちで過ごせるように「右脳の鍛錬」を目指して、「明確な正解」のない写真撮影を始めました。ですので他人に評価されるのもイヤだし、順位付けをする事もしたくはありません。撮影の基本はお勉強するとしても、そこから先は自由にやりたいものです。好みというのはあるけど、せっかくの遊びなので競うという要素は避けて、純粋な自己満足で楽しみたいところです。

 

 

 

撮った写真をどう使うか

1.紙にプリントして残しておく

2.コンテストや一般募集に投稿する

3.ブログ、SNSなどのネットサイトに投稿・寄稿する

4.オリジナルの写真集にする(本、HP、フォトブック)

 

私にとってはこれはちょっと難問です。 紙にプリントする頻度はかなり低いですが、プリントするなら迷わずキタムラに頼むことにしています。自宅でプリントなんてやめた方がよいです、色のキャリブレーションは本当に大変ですから。自宅プリントは、家族の証明写真くらいです。

先述の通り、コンテストや一般募集などに投稿するつもりはほとんどありません。尊敬する選者や弟子入りしたい師匠がいるのなら話は別ですが、残念ながらそんな人はいません。自分のやりたいようにやるだけです。

ということで多くの人と同じようにブログとかSNSへの投稿が手っ取り早いので、この方向に走っています。ただブログにアップするだけだと、写真を使い捨てにしているのではないかという観念が拭いきれません。目次ページを用意していても、玉石混交なので後で見返したという気分にはなりにくいです。SNSはさらに使い捨て感が強いです。

あまりこだわることはないと思いもするのですが、後で見返してみたいと思うこともあるし、それなりに苦労して撮ったものや愛着のあるものは、それなりの扱いをしたいものです。

ということで、多少面倒ではあるのですがHP内に写真集のページを作るということで、現在に至っています。自主出版で写真集を出すほどの写真はないし、紙にプリントしたフォトブックにしても仕方がないので、ホームページが適当かなと思います。

HPを用意できない場合は、グーグルフォトでアルバムを作って公開というのがいいかもしれません。何かの会の様子を記録して何人かで共有するのなら、これが一番手っ取り早いです。スマホでいつでも見る事ができるのも便利でしょう。

 

 

オリジナルデータをどこに保管しておくか

1.ハードディスク・DVDなどのメディアで

2.グーグルフォトなどのネット上のストレージサービスで

3.捨てる

 

作品作りをされている人の中には、作品以外は全部捨てるという方もいらっしゃると聞いた事があります。私は、後で見返したくなることもあるので、ピンボケやブレなど不要な画像は片っ端から削除して、オリジナルのJpeg画像をRAWデータとともに、二台の外付けHDDに保管しています(コンデジJpeg だけ)。撮影年月日に撮影場所を付加した名前のディレクトリ(ホルダー)を作って保存しているので、OSの基本機能の検索だけである程度の検索は可能です。

 

ネット上のストレージサービスといえば、フリッカーとグーグルフォトが有名どころでしょう。

フリッカーは10年以上前から知っていたのですが、諸般の事情で利用しませんでした。現在は画像の解像度の制限もなく、容量も1TBですから、Jpeg 専用(RAWデータは UpLoad できないようです)の画像置き場としては十分でしょう。フリッカーにアップした画像をリンクさせて表示させているブログも多いです。はてなブログはグーグルフォトからでも簡単にリンクできます。

一方グーグルフォトは比較的最近知ったのですが、解像度の制限(自動リサイズ)を受け入れることができれば、無制限の保存エリアを無料で利用できます。オリジナル画像やRAWデータを保管しようとすれば、グーグルドライブという別枠のストレージサービスを利用することになり、G-Mail や MyMap を含め 15GB以上は有料になります。私でも2017年1~7月の画像データは65GBはありますので、それだけで有料になってしまいます。

 

自分としては、オリジナルデータは手元に置いておいて、閲覧用・配信用にグーグルフォトを使い始めました。Jpeg 倉庫にするのなら、不勉強ですがフリッカーのほうが使いやすいのかもしれません。いずれにしても これらのストレージ共有サービスを利用すると複数のメンバーで共有して楽しむ事ができます。

 

mobareco.jp

 

試しにグーグルフォトを「公開」にするとこんな感じになります。InstagramTwitter へ投稿してもいいでしょうが、多くの場合ははこれでよいのではないでしょうかね。

photos.app.goo.gl

 

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ほかにもやりかたはあるでしょうが、10年過ぎた今このような運用に落ち着いています。