道楽者の詩

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何をいまさら Canon EOS M3 物語 / 購入までの経緯

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このたびちょっと血迷った感も否めませんが、生産終了になった Canon EOS M3 & EF-M 15-45mm を買ってしまいました。ついでに EF レンズ用のマウントアダプターも中古で。

これはいわゆるミラーレスカメラですが、パナソニックオリンパスマイクロフォーサーズ(M4/3)とは異なり、センサーサイズは APS-C サイズという、 M4/3 よりもちょっと大きなものです。EOS Kiss や 80D、7D と同じサイズです。

 

実はミラーレスを入手したのは初めてではありません。最初に買ったミラーレスは2009年、パナソニックの M4/3 の GF1 と G1 です。8年も前のことです。

 

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白いGF1に20mm(フルサイズ換算40mm)パンケーキレンズだけでなく、マウントアダプターを介して Canon の EFレンズを装着し、さらにビューファインダーも装着して遊んでいました。そしてバリアングル液晶を搭載し、ビューファインダーをビルトインした G1 も入手して、14-45mmのズームレンズを装着していました。

スナップは GF1 に 20mm で、滝撮影はバリアングル液晶の G1 でいけると思っておりました。

 

スナップはともかく、滝撮影には問題がありました。滝撮影には、換算16mm~のレンズが欲しいところであり、またRAW現像もはずせません。当時の現像ソフト Sylkypix は自分のパソコンでは重過ぎて実用的ではありませんでした。また超広角レンズは非常に高価で、Canon の一眼レフを手放して全面的に M4/3 に移行するかどうかをせまられるような状況でした。

 

当時は、レンズのラインナップや高感度耐性などの点でM4/3は中途半端感が否めませんでしたので、EOSから全面的にLUMIXに移行することは考えられませんでした。結局はミラーレスはお試しをしただけで全て手放す事になりました。

ちなみに現在のミラーレスは Fuji の Xシステムが最もすぐれているのではないかと感じています。またM4/3 もレンズを含むシステムは格段に充実してきています。さらにパナソニックでは、M4/3 はフラッグシップ扱いですから、C社のような中途半端な出し惜しみ仕様などありません。ですからM4/3は、以前より安心して身を預ける事ができるようになってきています。

 

このような経緯もありながらレンズ資産のこともあって、一眼システムは Canon EF システムでがんじがらめになっておりますので、私としてはそう簡単に他システムに移行するのは度胸と割きりと覚悟が必要なのです。

一方、山歩き用のコンデジくらいなら自由な選択ができます。こちらもいくつか試してきて 現在は耐久性を重視して Finepix XP90 を使用しています。しかし画質に関しては少々残念なところです。画質を求めて、1インチセンサーとか、ミラーレスも考えましたが耐久性・携行性・速写性を優先してポケットにも入れておける程度のものを使用しています。

 

ところが山歩きでもミラーレスなら使用できると思わせてくれたくれた人がいました。山岳ライターの小林千穂さんというかたです。この方を知ったのは、ガイド役としてNHKの「にっぽん百名山」で穂高のガイドをしていた時です。頂上を前にして「お先にどうぞ」というセリフには、宇治長次郎を思い出してしまいました。この小林さん、今年1月にNHKで放送された「にっぽんトレッキング100」の旅人として、欅平から黒部の水平歩道~雲切新道を経て裏剱まで歩きました。この時、元祖GF1をたすき掛けにして携行していました。

私の歩く山道はこんなに不安定できついところはありませんので、一度このスタイルをやってみたいと思い始めて数ヶ月。ヤブのない山歩きでは使えないだろうか、あわよくば滝撮影用で60Dにとって代われるのではないだろうかと、とりあえずお試しで入手することにしました。

 

つづく。

 

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Canon レンズマウントアダプター EF-EOSM

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