道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

自宅浸水危機一髪、リスク管理と備えは怠りなく

7月6日の午後から、岡山県全域を含む西日本に対して、降り続く大雨による「最大級の警戒」とか「数十年に一度の災害が迫っている」というアナウンスが発信し続けられていました。7月7日夕方になって、岡山県ではようやく全ての警戒情報が解除されました。

 

被害に遭われた皆様にはお見舞いを申し上げます。

 

私の住む岡山県南東部では、幸いにもあまり大きな自然災害を被っていない事もあって、警戒情報に関してはかなり呑気です(人にも寄りますが)。6日夕方、仕事が終わった末娘から「深夜までカラオケで遊んで来る」との連絡を受けた愚妻は、何の疑問も持たずに了解したといいます。道が冠水すれば大きな事故につながるので、叱責してすぐに戻るように連絡しましたが、かくいう私も、ワールドカップの準々決勝、ブラジルvsベルギーの成り行きが気になっているという呑気者であります。

 

もちろん我が家周辺の状況は常に気になっておりました。ネットやテレビで情報を得ようとするものの、多少大げさな表現である事も珍しくなく、また地域の指定が広いものだから、自分の居住地に関する正確な情報を得るには、危険だといわれますが自分の目で確認せざるを得ません。

我が家は田園地域にありますので、土砂崩れや土石流の危険性はほぼありませんが、洪水に関しては気が抜けません。わかる範囲の雨量に関しては数十年に一度というほど大げさな感じではありませんでしたが、河川域の上流の降水量も気にしなくてはなりません。近所には、70年前に氾濫した一級河川の吉井川があります。これが氾濫するともうどうにもなりませんが、近年では、護岸の整備と上流の苫田ダムの放流調整のおかげで、なんとか難を逃れる事ができています。

 

この吉井川のほか、近隣には小規模な河川によって浸水する地域があります。概ね浸水する順番は分っていますが、今回は想定外の地域まで浸水しました。うちもかなり危ない状況でした。あと1m 増水していれば家屋が浸水するところでした。なんとかギリギリのところで助かった言えば助かったのですが、気の抜けない一夜を過ごしました。

 

 

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7月7日 AM5:30 水没した吉井川の河川敷ゴルフ場



朝5:30の時点では、深夜にパトロールした時よりもやや水位は下がっているような感じ。ネットの防災情報(河川水位情報)でも水位は下降気味、降水量も落ち着く傾向だったので安心して寝ることにしました。

 

typhoon.yahoo.co.jp

 

中国地方の主な河川の水位はこちらのページで確認する事ができます。

http://www.cgr.mlit.go.jp/cginfo/syokai/busyo/kasen/kasen_live.htm

 

 

 

床についた朝6時の段階では、自宅周辺が冠水する兆候はなかったのですが、昼過ぎに起きてみると、敷地周辺の田畑は冠水していました。主要幹線道路も冠水して、通常の買出しには行けないということで、愚妻は呑気にテレビをみていました。

吉井川は大丈夫だったようですが、別の川の堤防が決壊して広範囲に影響を及ぼしたようです。目の前の山の反対側から浸水してきたようです。

 

 

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自宅前の畑


 

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犬の散歩道(周囲は水田)


 

 

自然災害は容赦ありません、油断はしないようにリスク管理と備えはしておきたいものです。