iOS10.3 iPhone5S の復元の結果
先般記事にもしましたように、iPhone の調子がよくないので、iTunes を使って iPhone の復元をしました。iPhone の復元というのは、最新のOSを使って、工場出荷の状態にするという意味で、パソコンでいうところのOSのクリーンインストールのことです。
もちろんバックアップを取ってから行うのですが、このバックアップというのをどこまで信用してよいのかわかりません。まあ致命的なことにはならんだろうと思ってやって見ました。
今回はその結果に対する感想を書いておきます。
まずは調子の悪かったiPhoneはどうなったか?
1.反応がよくなった、画面スクロールがスムーズになった。
2.バッテリーの持ちが少しよくなったように感じる。
3.アプリや設定やマップのキャッシュデータを含め、ほぼ同じような状態にまで復元してやると、ストレージに 2~3GB の余裕が増えた。
ちょっと時間はかかりましたが、やってよかったと思います。一回やると、あとは安心して実行できると思います。
次にバックアップの復元はどこまで対応しているのか?
1.OSの設定はほぼ完全に回復。
2.セキュリティー関連の設定は再設定の必要がある。具体的には、登録していた指紋データ、パスコード、 wifi のパスワードなど。
3.アドレス帳、メモ帳、写真は iCloud を利用しているので全く問題ない。
4.ヘルスデータは歩数データだけしか確認していないが、保持されたままです。
5.ミュージックデータは全て消去されたままなので、iTunes から再ダウンロードするか、PCの元データと再同期する必要がある。
6.アプリは再ダウンロードになるが、全部回復。
ただし、マップアプリのキャッシュデータは全て消去される。具体的には、FieldAccess のキャッシュデータは全てやり直し、山と高原地図のマップデータもマニュアルで再ダウンロード。
7.アプリの中には、再ログインの必要なものもある。ツイッター、ライン、グーグルマップに関しては全く問題なく、いきなり使える。ONKYO HP Player のイコライズパラメータ設定は全て復元。
総じてよくできているバックアップシステムだと思いますので、安心して「iPhoneの復元」を使えばいいでしょう。