滝の写真 No.21 鳥取県 三滝渓 千丈滝、不動滝、白糸の滝
三年ぶりに戻って来れた、三滝渓の白糸の滝。落差は約70m位ではないかといわれている。前回は友人と二人で、今回はその友人が案内役となって他県のゲスト夫妻と一緒に四人で行ってきた。ちなみに案内役の訪瀑数は2200本、ゲストは3500本といういわゆる猛者の面々です。
滝に行ったくらいで何も大騒ぎすることはないのですが、訳あってここまでの道のりは長かった。
そもそも計画したのは2016年、しかし台風の影響による倒木とスズメバチ騒動で頓挫した。行政も再整備の目処は立っていないという状況だった。2017年は天候のせいで断念。そして三年目となる2018年、表向きは全面的に立入禁止との案内があるものの、やっと計画を実行に移すことができた。
時間的にも長かったが、アクセスもかなり厄介。必要な装備はヘルメットはいうに及ばず、ハーネス装着の上、携行したロープは30mが2本、20mが一本。結局30mのロープを三回使用した。
案内人の下見など準備も大変だったけど、ロケーションもそこそこ危険な場所だということです。
谷はふたつあって、ひとつは本谷。上流から白糸の滝(落差70m)、続いて不動滝(落差15m)、引き続いて三段の三滝(蛇渕)、そして千丈滝(落差70m)とつながっている。
もう一つは横谷、千丈滝よりも少し高いところから落ちてきて、滝壺を経て流れ落ちながら千丈滝と合流する。なかなかすごいところなのです。
横谷滝は左上、樹木に隠れて滝壺は見えていない。滝壺からこぼれ落ちて、右からの流れと合流して千丈滝となる。右の落ち口の上に三滝(蛇渕)があるのだが、きちんと全容が見えるポイントは探せていない。その三滝のすぐ上流にあるのが不動滝。チョックストーンがある非常に珍しい滝だ。
この落ち口の先に白糸の滝が落ちている。距離は目の前だが、両側が絶壁の岩なのでなかなか近寄れない。
すべての滝を見てきたわけではないが、鳥取県では屈指の滝だと思う。個人的なトップ3は、この白糸の滝、北谷の雨滝、ハコ滝。どの滝もどなたでもどうぞとはいえないというのが残念なところです。
このブログでは、アクセスは危険ということに留めておかせていただきます。どうしてもと言われる場合はこちらへどうぞ。
少なくとも、ヘルメット、ハーネス、懸垂下降装備、ロープくらいは用意してください。
靴に関しては四者四様でした。私は急斜面でのフリクションを期待してスパイク長靴、水の中で滑らないことを優先して沢靴がお一人、歩き安さを優先して一般的なトレッキングシューズがお一人、テルスラバーのトレッキングシューズがお一人、決め手はありません。
ヘルメットに関して欧州物は縦長で日本人の頭の形状には合いにくい。わたしはこれを使っています。コスパはよいです。
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ロープやカラビナはマムートがお勧めですが、ちょっと高い。エーデルワイスのヒルウォーカーロープで実用上問題ありません。
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ハーネスは軽いのがいいと思う。
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降下装備はエイトカンでもいいけど、こちらのほうがいいかも。好みの問題。
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事前によく練習してから使ってください。