道楽者の詩

写真とカメラ、山登り、ジムニー、ギターをはじめ、日々の私情をつらつらと

祝 渋野日向子 全英女子オープン 優勝

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えらいことが起きてしまいました、

地元からゴルフのメジャー大会の優勝者が出ました。

 

全英女子オープンは、毎年イギリスで開催されるゴルフのメジャー大会です。メジャー大会での優勝は、男女を通じて樋口久子さん以来、42年ぶり、二人目のゴルファーは渋野日向子さん。プレー中の樋口さんは鬼の形相でしたが、渋野さんはスマイリー、対照的です。

大坂なおみクラスの活躍した渋野プロは、昨年プロデビューしたばかりの20歳の新人です。

 

これは快挙を飛び越えて、驚き以外の何物でもありません。何より出身中学校が私と同じだということ、いわゆるご近所さんということには二度驚きです。この中学校は1学年2~3クラスの田舎の小さな中学校です。

愚息の同級生だというブルゾンちえみにもびっくりしたのですが、今回はその比ではありません。

渋野さんは、お名前から察すると、おそらく隣の隣村の出身ではないかと思います。どうやら三姉妹らしく、妹さんのことはネット検索でヒットします。県内の最難関の公立高校に通われているそうです。お姉さんの情報はないようですが、お姉さんと同級生のうちの末娘によりますと、おとなしい秀才だそうです。

 

田舎の岡山では駅前で号外が配られ、県知事も緊急記者会見を開く始末。女子サッカーがワールドカップで優勝して以来の大騒ぎになりそうな予感がします。

ワイドショーで取材されていた駄菓子屋は、50年前から小学校の目の前にあり、昨年の西日本豪雨では水に浸かっていると思います。私は中学生の時は野球部員でして、その駄菓子屋の大将が野球部の監督でした。

ゴルフ練習場にも取材が入っていました。中学校のすぐそばにも広い練習場はあるのですが、通っていたは少し遠いパルっていう吉井川沿いにある練習場。この練習場には、実は私も愚息を連れて通っていたのですがねぇ、ええ事にはなりませんでしたね。

高校はサッカーで有名な作陽に進学したようですが、作陽はゴルフも盛んです。

 

所属は地元岡山の放送局のRSK山陽放送です。帽子やウエア、そしてキャディーバックに大きく貼り付けられた「RSK」のスポンサーロゴは、国内どころか、県内の大会であるかのような錯覚を覚えます。ドライバーのヘッドカバーは「アレすけ」、RSK(アールエスケー)をもじったキャラクターです。これまた地元ローカル番組をみているような感じでした。

www.sanspo.com

 

 

詳しいプロフィールはこちらをどうぞ。

tatsu-infolog.com

 

ゴルフのメジャー大会で最終日・最終組といえば、最初に思い出すのは 1986年の全英オープン。中島常幸は最終組でGノーマンとスタートしましたが、いきなり1番でダボ、9番あたりでは優勝争いから脱落して、TVに写らなくなりました。非常にイヤな印象が強い。

男女の違いはありますが、今回も全英で最終日最終組。縁起を担いで中継を見ないようにしようかとも思いましたが、科学的根拠は全くありません。おもむろにTVのスイッチを入れると最終組は3番ホールでした。しかしいきなり3番で4パットのダボ、イヤ~な予感が頭をかすめます。私がTV観戦をし始めると、贔屓チームは失点する、贔屓競技者は失敗をする確率がどうも高いような「気」がするのです。

しかし渋野選手は何とかもちこたえ、フロントナインで立て直し、バックナインで猛チャージ、果敢にミドルホールでワンオン、ロングホールでツーオン、最終18番では6~7mのバーディーパットをガツンと決めてあっという間に優勝。真夜中にも関わらず、思わず大きな声が出てしまいました、すごい!、見ているほうが緊張していました。

 

 

彼女のプレーと表情を見ていると、現日本女子プロゴルフ協会会長の小林浩美の若かりし頃を思い出しました。強気のパットと、ドライバーを広いスタンスでフルスイングしても安定している下半身にはびっくりするとともに将来性を感じます。