いきなり破れたショートスパッツ、デニールという単位
そもそもスパッツ(脚絆)というのはあまりスキではありませんでした。というのは見かけの問題だけなんですが、団塊の世代の団体さんがこぞって利用している、それも必要ないだろうという場所でも、という絵が頭にこびりついているからです。
とはいえ実際に必要な場所はあるわけでして、スノートレッキング用とヤブ山歩き目的で使用するロングスパッツは所有しています。スノートレッキング用のモンベルのスパッツはベルクロで留めるので脱着が簡単ですが、ジッパーで留めるのは装着が結構面倒なので使っていません。
ミドルカットシューズの靴の中に、小石や小枝や枯葉などの異物が入り込むのを防ぐのと、靴のベロの部分から水分が浸み込んでくるのを防ぐため、目立たないショートスパッツで、ジッパーのない履きこみタイプを購入することにしました。
モンベルのショートスパッツのラインナップとしては、
1.ストレッチ ショートスパッツ
伸縮性と通気性にすぐれ、汚れや異物混入は防げますが、水分の浸入は防げません。ランの人向けの製品なのでしょうか。
2.シンプル ショートスパッツ
70デニールのナイロン製で、ジッパーのない履きこみタイプ。ハイキング用ということですが、70デニールというと、ODパーカーと同じなので少々のことは耐えるだろうと購入しました。でも、使用した初日に裂けてしまいました。
3.ショートスパッツ
210デニールのナイロン製で、ガレ場でも耐えうるとのこと。ジッパーで留めるタイプなので、装着は少々めんどくさい。
4.GORE-TEX ライトスパッツ ショート
210デニールのナイロンに、ご存知ゴアテックスを施した防水タイプ。透湿性があるので蒸れにくい、はず、たぶん。
このうち、履きこみ式のシンプルショートスパッツを購入したのですが、ダメでした。ヤブの中を歩いたつもりはないのですが、即破れてしまいました。一応自分で簡易修理をするつもりですが、たぶんすぐ破れるので、もう少し丈夫なものを追加購入します。
裏から当て布を貼り付けてアイロンで接着しています。アテ布は、モンベルのゴアテックス・パーマネントリペアシートを使っています。
ショートスパッツではゴアテックスは必要ないだろうという話を聞いた事がありますが、実際に使ってみた印象では結構蒸れます。甲の上のベロの部分は湿っています。個人的にはゴアテックスの必要性を感じましたので、次はゴアテックスを施したショートスパッツを購入します。
さて、丈夫さの目安になるデニールという単位ですが、ナイロンの糸の太さの単位で、編み上げた生地の強度の目安にされることが多いです。単位の物理的定義は他に譲るとして、ウインドシェルに使われているナイロンを例にとると、
1.モンベル EXライトウインド=7
2.モンベル ULストレッチウインド=12
3.パタゴニア フーディニ=15
4.モンベル ウインドブラスト=40
5.モンベル ODパーカ=70
個人的にはODパーカーは結構丈夫だと思っています。少々のヤブを漕いでも大丈夫です。二年以上酷使して多少痛んできて、最終的には破れてしまいましたが、そう簡単に破れたりはしません。
標準的なザックを例にとると、こんな感じです。
1.トップリッド=100
2.前面・底面=210
3.裏地=70
こうして考えると足に履くスパッツでは、70デニールというのは山歩きには薄すぎる。山歩きで使用するならば、せめてザックの底面の210デニールは必要なようです。
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