モンベル ラップランドブーツの使用感レビュー
くたびれてしまったクラッグホッパーのリプレースで最近入手したラップランドブーツの試し履きをしてきました。場所はシリオ302で靴擦れを起してしまったトレーニングコースの熊山、標高差500m弱の低山です。
ひと言で言えば、75点というところです。
よいところは、
・軽い、締め心地が柔らかく、足になじむ
・くるぶしを覆う部分が多少うっとうしいけど、ないよりはいい
・中敷とソールのクッションがよいので下りが楽
・岩へのフリクションは期待通り
ちょっと問題なのは、良くも悪くもソールが柔らかいので、整地された場所では歩きやすいのですが、石ころがゴロゴロと転がっているようなところでは少々心許ない。いや歩けないことはないのですが、いわゆる登山用の靴に比べると、多少心許ないという程度です。最初からわかっていたことですが、改めて実感として認識したということです。
こんな感じの道になると、多少歩きにくさや疲れやすさを感じてきます。場所に寄っては路面からの突き上げを感じてしまいますので、足を置く場所を選ぶ必要があります。
また、大きな問題ではありませんが、前後方向に加え横方向のねじれが発生するので、慣れるまではちょっと気になるかなという感じです。
もっとわかりやすく言えば、紅葉の散策など里山の散策にはとても向いているといえます。逆にいうと登山にはどうかなという感じ、岩山は向いていません。
そういう意味では、クラッグホッパーとかクラッグステッパーの代わりにはならないといえます。このふたつはローカットですが、ソールがそこそこしっかりしているので、多少の岩登りなら難なくこなします。そういう意味では適材適所で、ラップランドブーツはタイオガブーツとの使い分けは十分可能だと思います。
少なくとも靴擦れの予感は全くありませんでしたので、気もちよく使えそうです。