ヘッドライトの初期光量の持続時間を実測しました
手持のヘッドランプの連続使用可能時間を実際に計ってみました。どうもカタログスペックが信用ならないというか、同じ条件で計測しているとは思えないので、自分が納得するために計りました。体感的な計測で、定量化された正確な計測ではありません。最初の光量が、見た目に落ちてきたと思えるまで、初期光量の持続時間の確認です。
単四電池三本という仕様のヘッドライトが多いとは思いますが、エネルギーが一定であれば、明るさと連続使用可能時間の関係は、あちらを立てればこちらが立たずという関係で、結局バランスの問題になります。
http://www.alteria.co.jp/headlamp/support/technical/lighting-tech.html
持続時間は短くても初期光量を上げる、もしくは、初期光量は下げても持続時間をキープする、このどちらかということになります。一般的には、持続時間は一晩使いたいですから10時間くらいは何とか持ってもらいたいものです。しかしカタログスペックの数字はどうもよく分らないのですね。仕方がないので、自分で買って試してみるしかないというのはいつものことです。
公表されているスペックは以下のとおりです。
手前:モンベル パワーヘッドランプ (IPX6)
・明るさ:160/25/20ルーメン
・重量:91g(単四電池3本込み)
左奥:ペツル ティカ プラス2 (IPX4)
・明るさ:50ルーメン(Low側は不明)
・重量:83g(単四電池3本込み)
・SUNIX LEDヘッドライト (IPX6)
・明るさ:120ルーメン
・重量:100g 2000mAh リチウム充電電池
以下、実測の連続使用可能時間と一緒に写真を掲載します。
撮影では、カメラの真下の位置から約2mのところに置いた物体(掃除機)を私の頭の位置 (身長170cm)から照射させています。電源は、全てフル充電した直後です。写真の露出はマニュアルで、全て iso100、F4、0.8sec. で統一しています。
mont-bell パワーヘッドランプ High 1.5時間持続(エネループ使用)
mont-bell パワーヘッドランプ Low 約10時間弱持続、12時間は無理(エネループ使用)
mont-bell パワーヘッドランプ 電球色 20ルーメン 未測定
PETZL TIKKA PLUS2 High 約5時間持続(エネループ使用)
PETZL TIKKA PLUS2 Low 未測定
SUNIX LEDヘッドライト High 約5~6時間持続(2000mAh リチウム充電電池)
SUNIX LEDヘッドライト Low 未測定
モンベルのパワーヘッドランプは、Highでは2時間も連続して使えません。これはかなり期待はずれですが、160ルーメンとかなりの光量なので仕方がないでしょう。その分、Lowでは、期待される10時間程度はほぼ同じ光量を保つ事ができました。
モンベルのLowの光量は25ルーメンとされていますが、ペツルのHigh(50ルーメン)とほぼ同じ光量で、どちらも一般の夜道や明瞭な山道を歩くときには大きな不便はありません。道のない山の中、崖のそば、そんな危険なところを真夜中に歩く時でも十分かといわれたら、それはちょっと問題があるのではないかと思われる光量です。
値段も含めたコストパフォーマンスでは、モンベルの製品がよさそうな感じです。実用でも特に問題はありません。あとは気持ちの問題ですが、信頼性はやっぱりペツルのほうが上かなぁ~、という印象はあります。
モンベル(mont-bell) ヘッドランプ パワーヘッドランプ バーントオレンジ 1124586-BTOG
- 出版社/メーカー: モンベル(mont-bell)
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