自由雲台交換 スリック SBH-280 から ベルボン QHD-43 へ
軽量三脚の SLIK カーボンスプリント 634 FA に装着している自由雲台を、SLIK SBH-280 から Velbon QHD-43 に変更しました。目的は耐荷重の適正化と軽量化です。
使用している三脚 SLIK カーボンスプリント 634 FA は、滝撮影のときに携行している三脚です。雲台とセットにしての耐荷重は3kg と、滝撮影で使用しているカメラ Canon EOS 60D で使用するには十分です。しかし、最近使い始めた Canon EOS M3 には完全なオーバースペックです。カメラを軽量化すれば、それに応じて三脚やザックも軽量化したいものです。
カーボンスプリント 634 FA の脚だけの重量は 940g、これより軽いのを探すとライトカーボン E54 で 740g。その差は 200g で、足の太さは 22mm から 19mm に落ちます。耐加重は、3kg から 1.5kg と、半分になります。新規に三脚を買って、200g の軽量化で、耐荷重が半分、なんとなく費用対効果が納得できません。
現在使用している(カーボンスプリントに標準装備されている)自由雲台 SBH-280 は、単体での耐荷重は 5kg です。この雲台はカメラを取り付けるときに、カメラ台そのものを回さないといけませんので、少々運用にストレスがあります。滝の撮影現場というのは足元が不安定で危険な場所も多いので、運用面の利便性のためにクイックシューをつけています。SBH-280 単体での重量は 250g ですが、クイックシューを含めると 370g になります。
これらを総合して、脚はそのままで、雲台だけ軽量化することにしました。
まとめるとこんな感じになります。
三脚 | 雲台 | 脚重量 | 雲台重量 | 総重量 | 耐荷重 |
---|---|---|---|---|---|
カーボンスプリント 634 FA |
SHB-280 | 940 | 370 | 1310 | 3.0kg |
カーボンスプリント 634 FA |
QHD-43 | 940 | 160 | 1100 | 3.0kg |
ライトカーボン E54 |
SBH-100 | 740 | 130 | 870 | 1.5kg |
200g の軽量化で4000円。
あとは、ザックの軽量化ですが、これはもう少し時間がかかりそうです。
実は今回新調した雲台(Velbon QHD-43)は、別の三脚の雲台として使用しておりました。その脚が壊れてしまって入手したカーボンスプリント634FA には、高級な雲台がマウントされていたので、もういいやと思って手放しました。しかし今回買い戻すことになりました。
QHD-43 の特徴はメンテナンスのしやすさです。締めレバーを留めているねじ一本で、ばらばらになります。ややこしい山に登って滝回りで使っていると、ホコリやゴミが入り込んでしまうことが珍しくありません。ですので、簡単にオーバーホールができるのは助かります。
加えて、ボールを固定したままカメラの脱着が可能です。地味に便利です。
SBH-280 のほうは、ばらしてオーバーホールをしようと思うとかなり困難です。エポキシで固められている本体をはずす必要があります。ウチのは何かの拍子にエポキシの接着が外れてしまって本体のねじが回りはじめて、計らずも分解できてしまいました。それも撮影中に。。。
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